steam教育で文理融合…意味わかる？（神戸市北区の中学受験専門塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #steam教育 #文理融合

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。この時期になると学校の塾対象説明会、略して塾説がほぼ連日開催され、暑さも重なってなかなかキツイっす。大手やFCの分校？でそれも公立高校がメインのところなら精々「滑り止め」の学校さえカバーしておけばOKなんでしょうけど、当塾は中学受験オンリーで地元兵庫だけでなく大阪も視野に入れているので、毎年相当数の塾説に足を運んでいます。（場合によっては京都、奈良の学校にも）

コロナ禍でオンライン開催という学校もありますが、それでも学校関係者から直接お話しを伺うことで資料だけでは見えてこない情報を知る貴重な機会となっています。1年では変化が小さくても、5年も経てば明らかに目に見える変化が起きていることもあり、塾をやる限りは情報をできるだけ最新のものにしておくべきでしょう。それもしないで「ああ、あの学校のレベルはこんなもんでしょ」と古い感覚で誤ったアドバイスをしては、とんでもないミスリードを犯しかねませんから。

もちろん学校の立ち位置によって差異はありますが、今年の塾説で感じたことといえば「国が提唱する教育改革の方針を、各校がコースやカリキュラムに取り入れようとしている」ということ。特に公立高と募集ゾーンが重なる学校にその傾向が顕著に表れているようです。ある学校ではキーワードとして「steam教育」「文理融合」「地域連携」の3つを挙げていました。「IoT、ビッグデータ、AIに代表される『第4次産業革命』から『society5.0』超スマート社会を目指す」ためには教科横断型の「steam教育」が不可欠であり、そのためにも「文理融合」指導が必要である…意味わかります？

これまでは高2にもなると文系・理系と分かれ、それぞれに必要な科目だけ学ぶということが主流でした。例えば「私大文系」だったら数学は要らないとか。これからはそれではダメだということ。進学先は文系・理系に分かれたとしても、データサイエンス等これからの時代に欠かせないとされる理系素養は文理関係なく学ばせるのです。最近は「リケジョ」ブームということで、女子校でも早速この「steam教育」「文理融合」を取り入れたところがいくつも出てきています。更にそこに「探究」「グローバル」を加えてコースやカリキュラムの再編を行うこととされています。受験生を抱える親御さん、あなたも偏差値オンリーというような旧来の頑迷固陋な考え方ではいけませんよ。個々については追々お話ししていこうと思いますが、大きな流れがこんな感じであることは押さえておいていただきたいと思います。では、また。