「中学受験不要論」不要論(神戸市北区の中学受験専門塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #大学入試 #勉強

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2024/03/05 「中学受験不要論」不要論(神戸市北区の中学受験専門塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #大学入試 #勉強

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。明日は国公立大二次試験の前期合格発表日。「分離分割方式」とはいえ、やはりここが大きなヤマ場であることは間違いないでしょう。ちょっと古い話をすれば、受験機会の複数化の試みとして「連続方式」というものがありました。大学・学部をA日程・B日程、公立大はC日程の3グループに分けて入試を実施し、複数の合格を得た受験生はそこから入学先を選択するというものでした。この方式には入学辞退が増えて大学側の事務作業が煩雑になるという欠点があり、やがて各大学・学部が前期・後期で定員を割り振るという「分離分割方式」に代わりました。最近では一般選抜はかなり前期に偏っているようですから、実質的に「一発勝負」と言ってもいいかもしれませんね。

 

ニュースにもなりましたが、私大も含めて、広義での推薦入試入学者が一般入試入学者を上回ったというこのご時世、年内にさっさと進学を決めた同級生たちが遊び惚けているのを横目にしながらここまで戦い抜いたことはそれだけでも称賛に値することでしょう。来年は新しい制度下での大学入試となりますが、どんな動きがあるのか興味を持って見てみたいと思います。なんだかんだ言っても、大学入試の変化の波は高校・中学にまで波及し、必然的に中学受験にも何らかの影響を及ぼしますからね。最近の中学入試でも、従来の出題パターンとは異なる問題が見られるようになっています。

 

どこかのTV番組でも見かけましたが、中学受験というと「中学受験は不要だ。子どもをパターン詰込みの『受験マシーン』に仕立て上げるだけ」というカビが生えたような、それこそワンパターンとしか言いようのない「持論」がいまだに大手を振って罷り通るのですが、ちょっと突っ込まれると「勉強ができる子はそれでもいいんだけれど…」と争点をずらすのが常套手段。つまり「勉強ができる子は別に問題はないが、勉強ができない子に無理やり受験勉強をさせることは反対だ」ということですよね。そういうことなら、私(当塾代表)も大賛成ですよ。中学受験が向いているのならやればいいし、向いていないと思ったら撤退すればいい。それだけのことなんでしょ?だったら大上段にしたり顔で「中学受験は不要」とカッコつけてないで、もう少し論理的・建設的にモノを言ってもらいたいんですがね。まあ、テレビ受けするのは「わかりやすさ」なので多分に過剰な演出なのでしょうけれど。

 

もちろん、まだまだ詰めなければならない部分はあります。例えば「勉強ができる・できない」の境界はどこなのか、そもそも「勉強」とは何を指すのか等々。「わかりやすさ」が第一の人達がよく「古文なんてなんでやらなきゃいけないのか」だの「数学なんてできなくても生活には困らない」だの言っているのを聞きますが、なぜか「ゲーム機なんてなくても生きていける」とか「毎週BBQするなんて時間のムダだ」とか聞くことはありませんよね。まあ、個人的な嗜好の問題でもあるので、どちらにしても余計なお世話なんでしょうが。

 

最後に、日本文学専攻だった当塾教室長からメッセージ。

 

「心にも あらぬわかれの 名残かは 消えてもをしき 春の雪かな」藤原定家

 

訪日外国人が日本の美しさを褒めると嬉しがる一方で、こんなものは不要だと何故言えるのでしょうか。

 

この話題、もう少し深める必要がありそうですね。では、また。

 

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