灘中入試もデジタル改革？（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #灘中 #合格発表

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。阪神間の私立中統一入試日まであと8日。その前哨戦として受験する阪神間のお子さんも多い、岡山白陵中の入試が昨日行われました。合格発表は明日7日です。私（当塾代表）も経験しましたが、テストが終わって発表があるまでのこの時間が何とも言えない気分になるものです。岡白が第一志望だと尚更でしょうね。あくまでも併願だというのなら、変にソワソワせず集中して「本番」に向けた最終調整を怠らずにやっておきましょう。岡白の入試で弱点が見つかったのなら、それをよく思い出して復習することも大事です。

岡白は出願もweb、合格発表もweb上で行われます。コロナ禍で入試業務のデジタル化が一気に進んだ形です。各校独自でのシステム開発だと敷居が高かったかもしれませんが、最近はmiraicompass等の入試システムが数多くあり、それらを導入するだけでよくなっています。同じシステムを利用している学校の出願要項を見ると、手続き方法だけでなくデザインもほとんど型通りになっていることがわかります。説明会の予約等にも用いられることが増えており、今後は当たり前にシステムを使うことになっていくのでしょう。

合格発表の日に学校に行き、ドキドキしながら掲示板を見て、その前で悲喜こもごもの情景が繰り広げられる…なんてことも過去のものになりつつあります。その代わり、スマホを震える手でタップして…アクセス集中でなかなか繋がらない！イライラする!!なんてこともイマドキの入試あるある。今流行りの5Gになったらマシになるのでしょうか？

web合格発表と言えば、灘中も今年度入試から導入しますね。これまでも、入試翌日の正午発表だった合格発表時刻を午前10時30分に繰り上げ、令和3年度には合格発表の日を1日繰り下げ、令和4年度には個人成績は出願専用サイトで確認可能…という風に、灘中の合格発表の形式は少しずつ変遷してきましたが、今回の変更は合格発表の景色そのものが大きく変えるもの。イマドキといえばイマドキですが、受験生に動揺を与えないよう出題形式にも気を配る「保守的」な学校にしては、随分思い切ったデジタル改革だと思います。校長が代わったからかな？掲示よりは業務負担が確実に減るので、発表日の繰り下げとともに「働き方改革」の一環かも。入試業務は先生にとっても大変な負担ですしね。

このように大なり小なり変更点がありますので、入試要項はしっかり確認しておきましょう。昨年までと同じと思い込んで学校に行ってみたけど何にもなかった…なんてカッコ悪いことにならないように。それならまだいいですが、入学手続きをミスったりなんかしたらシャレにもなりませんからね。最近は入試日程も詰まっていて、合格発表や手続きの日程も複雑に絡み合っています。「A中がダメならB中のつもりだが、A中の合格発表からB中の手続き締切まで1時間しかない！」ということもよくあります。そんな時にスマホの充電不足やら通信障害やらが起こらないとも限りません。親御さんもシミュレーションを怠りなく。では、また。