験もあるか年の始めに(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #和歌 #あと10日

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2023/01/03 験もあるか年の始めに(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #和歌 #あと10日

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。昨日、塾長も既に申していましたが、私(当塾教室長)からも改めまして「2023年、明けましておめでとうございます。」新年ということで、古典が三度のゴハンよりも好きな私から、まずはこの和歌を。

 

振る雪を腰になづみて参ゐて来し験もあるか年の始めに

~大伴家持・万葉集~

 

さあ、この和歌、アナタはどのように「訳」しますか?

 

この「和歌」なりを現代語訳にすると言うことは、何も「ぴったりと、一字一句文法的に間違いのないように、教科書的に訳する」ということではないのでしょう。もちろん「古典の試験」の場合は違うのでしょうが。日本の古典に置ける「和歌」というのは、そうですね、イマフウに言えばSNSあるいはツイッターで「今の自分の気持ちを、目の前の風景と共に短文をつけて送信する」ことにとても似ています。「短く、ピリッと」そして「その時代風のイイね!」これが欠かせません。

 

さあ、皆さん大友家持のこの和歌、どのように解釈されましたか?

 

まずは一般の現代語訳から。文法的に忠実な…ふって積もった雪に腰まで埋まってしまったが、苦労してやってきたことの甲斐があったことだよ、この年の始めのために。

 

ここで私の、しかも「受験生をお持ちの家庭バージョン」訳を。

 

私訳‥‥降る雪のように今までたくさんのプリントやテキスト、やり直し問題で埋まったノートの山や、さらに判定付きのテストの紙に、不安な気持ちに腰まで埋まった受験勉強の日々。頑張ってやって来たことの成果が見える。この白い紙の山々の前に決意する、合格に向けての決意をさらに新たにするぞ、受験のこの年の始めに

 

不安な気持ちになるにはご家庭の方も同じでしょうが、ここはひとつ「役者」になって受験生の親を「演じきって」ください、というのが私からの今年初めてのメッセージです。特にお母さん。ここでアナタの「女優度」が試されます。台本はありませんよ。プレッシャーから逃げたいのはお子さんも同じ、嫌だったらアナタも逃げたら?でも、だとしたら親としては「残念」ながら、中学受験はここでリタイア。試合放棄ですよ。アナタの「受験生の親」としての舞台もジ・エンドです。

 

入試まであと10日あまり。さあ、ここからが正念場。お正月気分?そんなこと言ってると、ゴール目前であっという間にライバルたちに抜かされてしまいますよ。この時、お子さんの性格にももちろんよりますが、のんびりタイプならどうするか、あせあせタイプならどうするか、メソメソタイプならどうするか、どっしりタイプならどうするか。親としてのホンネは置いといて、どうすれば最終ゴールまでお子さんを走らせることができるか、考えてみましょう。「どうすりゃいいのよ」そんなことまで塾に聞いてどうしますか?しっかりしてください!アナタたちは「人生の先輩」なのですから。そしてたった一人の、アナタのお子さんの「親」なのですから。

 

この時期、卒塾生たちが「サプライズ」と称して当塾にやってきて受験生の応援をしてくれます。どこかの塾とは違って「こういうことを言ってくれ」「こんなアドバイスをしてくれ」などといった事前の打ち合わせは一切ありません。聞いていてこっちがハラハラする発言もしばしばです(笑)その卒塾生たちが、こぞって私のところに持ってくる学校の冬休みの宿題が「小倉百人一首」。冬休み明けにテストやかるた大会があるのだとか。「先生、どうしよう。全然覚えてないんだけど」(「カンタンに覚えられる方法ない?」という目で)ハァ…この「小倉百人一首の宿題」については次回以降。とにかく受験生のお母さん、この時期は「女優」になったつもりでお子さんにピッタリの「主役」を演じてください。では、また。

 

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