成績を四字熟語で振り返り（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #全国統一小学生テスト #プレテスト

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。今年最後のハッピーマンデー3連休も雨ですねぇ。本日は「スポーツの日」かつては「体育の日」と呼ばれていた祝日です。1964年10月10日に開会式のあった東京オリンピックに因んで定められた祝日で、当初は10月10日固定でした。それがいわゆる「ハッピーマンデー法」により10月第2月曜となり、今年はたまたま10日だったという訳です。カタカナの祝日はこれが初めてで、余談ですが「国民体育大会（国体）」の呼称も「国民スポーツ大会（国スポ）」となる予定だそうです。国鉄がJRになったようなもの？違うか（笑）

食欲の秋、読書の秋などと秋には様々な決まり文句？がつきますが、こと中学受験に関してはどうなんでしょうか。夏休みによく「勝負の夏」なんて言いますが、秋になってもまったく勝負モードに入っていない受験生もいるような…それでも、さすがにこの時期になると各種テストの成績が重くのしかかってくるのもまた事実。模試の志望校判定やプレテストの結果に「いっきいちゆう」「うおうさおう」していませんか。「きどあいらく」もほどほどにしないと、親子が「いっしょくそくはつ」状態に。結果が安定しないからと、親御が「はんしんはんぎ」から「ぎしんあんき」になって「しりめつれつ」に責めると、お子さんが「いきしょうちん」から「じぼうじき」になって、家庭が「あびきょうかん」地獄に。そうなるともう「ぜったいぜつめい」ですが、それも「いんがおうほう」ですかね。たとえ「ごりむちゅう」「はらんばんじょう」な受験生活に「しくはっく」「しちてんばっとう」しながらも、決して「たりきほんがん」にならぬよう。理想だけはいっちょまえでも、努力も成績も全然足りないのなら「ようとうくにく」。以上、四字熟語シリーズをお送りしました。すべて漢字で答えられますか？

ちょっと遊んでしまいましたけれど、私（当塾代表）の感覚では、理想と現実の乖離に気付かないまたは気付かないフリをする親御さんが激増しているように思えます。当塾は全国統一小学生テストの公認会場を第2回からやっています（今年の11/3も受験申込受付中）が、「ウチの子、学校のテストではいつも80点は取れるから、全国統一小学生テストでも同じくらい取れるかしら。もし決勝大会なんてなったら東京なのよね。そうなったらどうしましょ♪志望校登録は『灘』『甲陽』『神大附属』っと。今の通塾先？どこにも通ったことないけど、それが何か？〇〇ゼミならやってるし、それで十分でしょ」こんな親御さん、誇張ではなく本当にいらっしゃいます。

小学校のテスト感覚でいらっしゃったのでしょうが、成績表返却日に「いきようよう」とお越しになった親御さん、全国平均にも大きく届かない結果に「ぼうぜんじしつ」というのがありありの表情。それを察して何気なくこちらもフォローしているつもりですが、適当な相槌だけでほとんど何も聞いていないご様子。志望校判定表も一瞥しただけ。当然「灘」の判定は最低ランク。「甲陽」も「神大附属」も。後でわかったのですが、この親御さん「ウチの子は灘に行かせるから」と随分自慢げに周囲に話していたそう。入試の現実や我が子の実力を知る機会もないままここまで来たのですね。その後のお子さんのことを考えると可哀想ですけど、「やろうじだい」と言われればそれまででしょう。必要な勉強もさせないでいい学校に行かせようなんてね。

学校が実施するプレテストになると出来なかった言い訳がもっと酷くなります。模試とは違って形式は「入試」そのものですから、一定の成績が取れない＝現時点では不合格の側にいる、すなわち「プレ”不合格”」を宣告されたのと同じです。志望校の志望校判定よりグサッときます。それを隠すかのようにこんな言い訳も。「プレテストだと難関校志望の子も受けていたから、こんなに判定が低くなったんだわ。ウチの子だってこんな学校受かるハズだもの。きちんと判定してくれなきゃ困るわ。ウチの子が自信失くしちゃったらどうしてくれるの？塾に勧められたから受けたけど、こんなことなら止めればよかったわ。」おそらく塾としてもそれなりに適切だと考えて受けさせたのでしょう。その証拠に「低い判定」だったのですから。こんなこともわからない親御さんですから、こんな目に遭うのも「じごうじとく」なんですかね。

志望校そのもののプレテストももちろんですが、「噛ませ犬」で自信をつけるために（親御自身は）低位の学校と考えていたプレテストで上の判定を貰えなかったりしたら、親御としては相当ショックですよね。でも、親の期待が大き過ぎるのも問題。そこは謙虚にお子さんの実力不足を反省し、今後の勉強に活かしていく態度でなければなりません。偏差値表の数字の上下には敏感なクセに、我が子の成績という動かし難い数字は見てみぬフリ…では、受験すること自体が「むりなんだい」、何を言っても「くうりくうろん」で「こうとうむけい」な話だと「いっとうりょうだん」されるのがオチ。おあとがよろし…くないか（笑）では、また。