「白旗」即「レッドカード」！（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #夏期講習 #過去問

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。暑い日が続いていますね。皆さんお元気でお過ごしですか？私（当塾教室長）などは、毎朝近くのコンクリート上に熟睡している蝉たちを「朝だよ、起きんかい！」とつまんで、近くの木につかまらせることが日課となっています。ジジ―…と言いながら飛び立っていく蝉もいれば「おい、起きなよ、朝だよ」と言っても微動だにしない蝉も。短い命、どれだけこの世界を楽しんでくれたのでしょうか。「おい。この世に生まれてきてくれたのに、私に蹴飛ばされたこと、忘れないでね。」そう言ってその蝉は当塾の「2022年の思い出コレクション」に加わることになります。ご興味がある方は当塾まで。ちなみにそのコレクション、年代ごとに存在してそれらが確かにこの世に存在したことを証明しています。年輪のように。

夏期講習も一山超えて、さあこれから…という時に七たびのコロナ禍。「三年ぶりに遊びに行こう。ここへもあそこへも」など計画を立てている方を横目に、受験生は天王山の夏期講習を親御さんと共に頑張っていることでしょう。ギリギリのところで。さて夏期講習も前半を終えたところですが、この時期、当塾では過酷とも思えるくらいの「試練」を受験生と親御さんに課します。「志望校別・過去問模試」とでも言いましょうか、受験生の志望校と志望校範疇の前後の学校を選んで、1～2年前の過去問をなるべく入試と同形式で演習してもらいます。え？この時期に？そうです。「そんなことしたってできる訳ないじゃない。まだまだ入試まで4カ月もあるのに。傷つけるだけだわ、かわいそうじゃない！」というお声が聞こえてきました。でも逆にお尋ねします。「できる訳ないじゃない」の根拠は一体何処に？

この「試練」の目的を大雑把に言いますと、「この時期で合格最低点まであと何点まで迫れたか」を見てこちらが指導方針を固めていく、ということです。志望校を含めた複数の学校をこちらで選んで演習させ、現在でも合格点に届く学校群、まだマイナスだが今後の頑張り次第では可能性がある学校群、流石に届きそうにない学校群と3つに大別します。それによって「この夏の指導方針」そして「これからの学習方針」と「親子共々の覚悟」を決めてもらおうと思うからです。もちろん、中には志望校が「届きそうにない学校」となってしまう場合もありますが、当塾では一切忖度せずありのままをお伝えすることにしています。

そうすると「ここまでやっても志望校に合格の見込みがないんだったらもういいです」という「白旗」を上げようとする方も。ただそれはあくまで「偽籏作戦」に過ぎず、こちらに引き留めてもらいたいのかもしれませんし、「まだまだ大丈夫ですよ。頑張りましょう」と言ってもらいたいのかも。確かに、ほとんどの塾ではこういう場合「引き留め」に全力を挙げるのがジョーシキ。それが経営的な理由であることは言うまでもありません。ですが、当塾では親御が「白旗」を見せた瞬間「ならば、受験からは退場！」と何の躊躇もなくレッドカードを示します。なぜか？それについては次回にしましょう。では、また。