夏期講習前半戦終了・現実と理想のギャップ（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #夏期講習 #受験生

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。世間は3年ぶりに行動制限のない夏だと浮かれている？ようですが、受験生の保護者にしてみりゃ「第7波」襲来でそれどころではありませんよね。いくら若い子たちは重症化しないとかいっても、家族のだれかが感染して「濃厚接触者」になるだけでも体調如何に関わらずしばらくは塾通いもできません。「濃厚接触者」の待機期間短縮が検討されているとはいえ、受験生を持つご家庭では引き続き最大限の警戒を怠りなきよう。

受験生にとってはどんな理由があろうとも入試日は確実に近づいてきますし、合格できなきゃ落ちるしかない訳ですし（わざわざ言わんでも当たり前ですよね）見ないフリしていても、やらなきゃならないことはいくらでもあります。受験生のみなさん、落ちたくないんならやらんとアカンのやから、開き直りでも何でもいいんで覚悟を決めてやりましょうや。この期に及んで、やることもやらんで逃げ回るんやったらそれでもいいけど「それでも志望校には受かりたい」はあり得へんからね。

夏期講習でヒイヒイ言ってるお子さんを見て「こんなにしんどい思いをしてかわいそうだわ。お盆くらいちょっと息抜きさせてあげてもいいわよね。」などとお考えなら、受験生の親としては失格です。夏期講習がしんどい？それは1学期までの勉強が甘かったからではないですか？受験勉強にしっかり取り組んできたのなら、学校がない夏期講習は願ってもない好機と感じるはず。弱点補強等自分がやりたかったことに取り組む時間がようやく取れるのですから。それなのに、お子さんが苦痛しか感じないというのは、受験勉強そのものを「やらされている」としか感じていないから。本音では「なんでこんなことさせられんとアカンの？」なのでしょう。

お子さんがそう考える原因は大抵親御の側にあります。中学受験を公立高校受験と勘違いしてる方は決して少なくありませんね。滑り止めの私立高校と混同して「私立なんてほとんど合格するんでしょ」と。だから「こんなに勉強しなくても、ウチの子なら受かるはずでは？」だなんて思っているから「こんなにしんどい思いをしてかわいそう」だなんて臆面もなく言えるのです。「簡単に受かる」等と思い込み「落ちる覚悟ができない」ヤツほど中学受験では失敗する確率が高くなります。それは親御さん側にも言えること。よく知りもしないのに「あんな学校、隣のボンクラ息子ですら受かったんだから…」なんてナメてかかっていると、その「あんな学校」から不合格通知を食らうことになりますよ。

受験生だけでなく受験をさせようとする親御さんにとっても、夏休みは自らを振り返ってもう一度覚悟をし直すいい機会です。その志望校を目指させる動機は一体何ですか？そんなことすらも親子で共有しないまま、夏期講習ごときでしんどいだなんてちゃんちゃらオカシイ。その程度では確実に合格圏外ですよ。夏期講習も前半戦が終わろうとしている今、あらためて現実と理想のギャップを直視しましょう。では、また。