「プレテスト」の見方知っとう？（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #プレテスト #合格判定

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。関西の中学入試統一日まで今日であと23日。あと3週間ちょっとです。願書の出願も始まりましたね。この願書の出願ですが「受験番号が早い方がイイ」とばかりに張り切る親御さんもいらっしゃるようです。親心ですね。でも受験番号が早いから合格、とはいきません。わかっちゃいるけど…何もできないもどかしい親心のなせる「愛」の気持ちですね。

さて、この時期、塾生のことで精一杯なのに当塾にこんな「ご相談」が。もちろん他塾にお通いのお子さん、しかも小6中学受験生。「ある中学校のプレテストを受けたんですが…」とのこと。ならその塾に相談すりゃいいじゃん、と私（当塾教室長）は思いつつお話を伺いました。聞いてみるとたくさんの学校のプレテストを受験なさったようです。兵庫県はもちろん、大阪府の学校の名前も口にされていました。「志望校のプレテストの結果があまり良くなくて。どうしたらいいんでしょうか。」

話に出てきた中学校のプレテスト、当塾生も何人か受験した学校でしたので、テストの帳票・成績表の表記がどのようになっているかは良く知っていました。「コース内の順位が良くないんです」「合格判定が○判定でして」いくつかの中学校の名前とその簡単な結果を上げられていました。

「ちょっと待ってください。プレテストは大抵10月です。そこから頑張って勉強していらっしゃるのでしょう？」と私が言うと「子どもはもっとできるだろうと思っていたらしく、このテストでショックを受けたようなんです。第一志望校は違う学校で、この学校でこんな判定じゃ押さえ校にすることもできないと。でも、塾の先生たちは『君ならできるよ、大丈夫、合格するよ。』と言うんです。本当でしょうか。」

「じゃあ、大丈夫なんじゃないんですか？塾の先生方がそう仰るなら。」というと「ある学校のプレテストではいい成績だったのでそこで気が緩んだらしくて。もう、ここでもいいかな、なんて言っているんです。やる気がなくなったというか。家で隠れてゲームをする始末。どうしたらいいんでしょうか？」親としてはその学校には行かせたくないんです、とも付け加えられました。

「だったら勉強するしかないでしょう、自分の今の実力の一部が色んな学校のプレテストで見えてきたことでしょう、プレテストの結果は「その時」のお子さんの力であって、まだ入試までの間、頑張って合格する子もたくさんいますよ、とにかく頑張って勉強するしかないでしょうね。プレテストの結果で落ち込んでいるヒマなどないと思いますよ。」と私が言うと…

「今からでもそちらに通わせることはできますか？今の塾では子どものヤル気が。塾で仲のいいお友達もここを受けるらしくて、ウワサになるかもと思うと心配で心配で…」私ですか？「ハイハイ、どうぞどうぞ！」なんて言う訳ないでしょ。ね、塾長。この方の話はここまでにしておいて、プレテストとその結果、その見方についてこれから何回かお話ししていきましょう。では、また。