「全国統一小学生テスト」6年生のお話（神戸市北区西鈴蘭台塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #全国統一小学生テスト #6年生

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。6年生は今回の11月テストで「全国統一『小学生』テスト」は最後になりますね。「また、あるのかぁ…」なんて漫然と受けるのではなく、自己ベスト更新等何でもいいので何らかの目標を定めて、それを達成するべく万全の準備をしてください。テスト前にしっかり勉強すること、テストそのものを頑張ること、テスト後の直しをきちんとすること、この3つをこなしてこそテストの効果が最大限となります。

6年生にとっては最後のテストですから、出題範囲はあってないようなもの。精神的な成熟度も含めて、現段階で持っている学力が試されているものとお考えください。中学受験をされない方でも「できる問題」を落とさないように。正答率の高い基本問題を確実に得点しましょう。来年は中学生になるのですから、自分なりにしっかりと勉強をした上で自分の立ち位置を知っておきましょう。どの科目もそうですが、全体の問題の量を見てから取りかかること。「できる問題」からです。中には、今回が最初で最後の受験という方もいらっしゃるでしょう。問題量が多く、また難しくて戸惑うかもしれませんが、将来の大学入試を念頭にチャレンジしてみてください。

中堅以上の中学受験を考えているなら、受験科目は8割以上目指したいところ。何回かこのテストを受けているのであれば、時間配分等の対策も立てられるでしょう。各教科の目標点を自分で決めることもとても大切ですね。もし、決勝大会進出を狙うのであれば9割超え、算国で300点中280点必要になることも考えられます。最後のこのテストで「最大瞬間風速（＝自己最高点）」をマークする6年生も結構いますよ。そして、その勢いのままさらにパワーアップして入試で合格をつかむのです。子どもって、私たちが思っているよりもほんとに逞しいし、素晴らしいし、感動を与えてくれます。中学受験を通してものすごく成長します。

「このテストが単なる『全国レベルの順位付け』に終わってほしくない」そう申し上げるのは、そんな子どもたちをよく知っているから。一生に一度の中学受験。私たちも集団塾の講師から始めて、もう何百人もの中学受験生を見てきました。昔は「先生、ビシッと言ってやってください。」という親御さんが多かったような気がします。もちろん、今でも居ないことはないのですが、お子さんの顔色をうかがう親御さんがグンと増えたような気がします。子どもの顔色なんか見なくていい。しっかり一人の人間として向き合えば、点数だけではない「向こう側」にこそ見える風景があるはずです。でも、子どもの機嫌を取るような塾も増えましたし、見た目の月謝の安さに飛びつく親御さんも増えました。これも「資本主義」の結果なのでしょうか。残念としか言いようがありません。

このテストでは「志望校判定」も出るのですが、私どもの印象では少なくとも関西圏の学校判定は「チト甘い」と考えています。以前よりはだいぶデータが蓄積されてきたかな？とは思いますが、精々受験資格があるかどうか程度のものと考えておきましょう。ウチの会場でも、外部の塾から受験に来たのはいいけれど、この志望校判定をワザと書かなかったりしてごまかす子もいます。悪い判定だと怒られるからでしょうか。そんなことでどうする？6年生にとっては泣いても笑っても最後の「さあ、競争だ！」悔いを残さないように…「全国統一小学生テスト」学年別のお話はここまで。では、また。