夏期講習の「真実」に目を向けよ(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #夏期講習 #集団授業

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2021/07/30 夏期講習の「真実」に目を向けよ(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #夏期講習 #集団授業

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。夏休みが始まって早くも10日、あっと言う間に7月も終わりですね。巷では東京オリンピックが花盛りですが、いやぁほとんど見るヒマもありません。当塾も絶賛(?)講習中ですので。それでも夏期講習が始まれば、小学校の予定に振り回されることなく腰を据えて指導ができます。反面、油断していると、講習が進むにつれて変な「慣れ」が生じて集中を欠き、「長い時間塾にいただけ」で本人は結構勉強した気になるという危険性を孕むこともあり得るのです。

 

毎日毎日決まった時間で、決まったテキストを、決まったカリキュラム通りにただただ消化していくだけの、旧態依然とした集団授業形式ではその傾向が強くなります。マニュアルに従って講師が指定した問題を指定した時間で演習して、ちょっとばかし生徒と応答したら正解を板書して「わかったか」で終わり。正直に「わからない」なんて言おうものなら、授業の残り時間が心配な講師は勿論、「わかったつもり」の他の生徒からも白眼視されるのがオチ。

 

それでなくとも最近の子ども社会では「同調圧力」が強いですから。「余計な事言うな。時間が押して授業が延長にでもなったらどうすんねん?こっちは時間通りに帰りたいねん。」そんな感じで、講習が終わるのをただひたすら待つだけという受動的な姿勢に陥っているにも関わらず、気持ちの上だけでは「めっちゃ勉強した」となる。で、そんな気持ちがあるからだんだん家庭学習も手を抜くようになる。アナタのお子さんはどうですか?講習初日と同じ姿勢で勉強できていますか?尤も、初日から「ヤル気ありません」だったらお話しになりませんが…

 

しかし、多くの生徒を効率よく回すことが求められる大手塾ではこの形式が主流にならざるを得ません。経済理論が支配するのであれば尚更です。収入は最大化し、支出は最小化すること。塾に当てはめれば「講習のコマ数はなるべく増やして、講師はなるべく少なくする」ということ。とは言え、優秀な講師はやはり優秀生のクラスに充てなければ実績も出せませんし、力量の劣る講師では途端にクレームも噴出。そのため、優秀な講師がいわゆるボリュームゾーンのクラスに入ることはほとんどありません。私(当塾代表)も、5・6年の灘および甲陽クラスの担当だけで連日「110分授業×2+180分授業×2+60分居残り指導」なんてのがあり、労働時間の調整でたまに「1日30分だけ勤務・授業はないけど出勤だけしに来い!」なんていうムチャぶりでした。

 

ということで、少々力量に問題がある講師でも何とか使うために「指導マニュアル」が存在し、決まったことを決まった通りに決まった時間でこなすことが求められます。そうすれば目標の売上を達成するコマ数を確保できますから。しかし、そういう空気は塾全体にも感染するもので、生徒の方も「とりあえず塾に通って、先生の指示通りにして、決まった時間だけ授業を受けていればそれでいい。」という姿勢になるのです。家でも「わかった」とさえ言っておけば、親御も満足することを知っています。その本当の意味が「授業で先生が話していたことはとりあえずわかったつもり(自力で解けるかどうかはまったく別の話)」であったとしても…

 

既存の大手塾でよく聞くセリフが「算数が弱い?大丈夫ですよ。夏期講習でしっかり復習しますから。」セールストークもいいところで、夏期講習の「真実」なんて大抵はこんなもん。お子さんの「本当」の様子を知りたければ、まずはこの10日間でお子さんが何を身に着けられたのかを確認してみてください。講習はまだまだ続きます。今一度、講習の目的を再確認してみてはいかがでしょうか。では、また。

 

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