「音読」不足こそ国語力不足の元凶②(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #音読 #国語嫌い

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2021/07/08 「音読」不足こそ国語力不足の元凶②(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #音読 #国語嫌い

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。今回も、私(当塾教室長)が国語の「音読」について、ある塾生との体験を交えて「なぜ、この夏休みにご家庭でやってほしいか」をお話ししていきます。

 

「なぜ?」というこの命題について、その前に一言。先日、スーパーマーケットに買い物に行った時のことです。そのスーパーマーケットでの魚売り場には大きな水槽があって、その中でカレイだのヒラメだのいくつかの種類の魚が悠然(?)と泳いでいました。で、その様子を見ていた幼稚園くらいの女の子が一言。「お魚さんがいるよ!見て見てお母さん!」「そうね、お魚さんね。」「見て見て!こっち向いたよ!」「そうね、こっち向いたね。」「あっ、お母さん!お魚さんごっつんこしたよ。痛くないのかな?」「そうね…」「ねえ、ねえ、お母さんってば!お魚さん痛くないのかな?怒らないのかな?

 

お母さん、その場での魚の品定めが終わったらしく気もそぞろ。次の売り場へカートを移動中。アヤシイ人になりかねないのですが、傍にいた私が思わずその子に「お魚さんはね、ぶつかっても痛くないんだよ。」と。すると女の子「なんでー?」私「痛いって感じないから。」などと話をしていたら、向こうからお母さんが「〇〇!こっちこっち。早く来なさい。」すごい剣幕のお母さんの様子に女の子の「なんで」は終了したわけですが、「なぜ」という子どもからの問いの一つ一つに私達はどこまで真剣に答えていることでしょうか?「早く早く!」この言葉の持つ魔力に大切なものを見失っているとしたら…

 

「音読」の話に戻ります。ある小5の女の子が、お母さんに連れられてやってきました。中学受験をしたいのだがどうも国語嫌いで、と。模試の結果を見ても算数・理科はとてもよくできていました。それに比べて国語は…うーん。理解度は悪くないのですが、その子曰く「国語なんて大キライ」の一言。私が「なぜ嫌いなの?」と聞くとしばらくダンマリ。ようやく口を開くと「国語がなぜ入試に出るのか意味が解らないから。私は英語のが大好きだし、留学もするから国語を勉強するヒマがあったら英検一級を取る勉強をしたい。」

 

うーん、さいでっか。「でも、志望校の受験科目には国語もあるよ。長文も読むし、漢字も出るよ。」でも、その子は「国語なんてキライ」を繰り返すだけでした。「じゃあ何か好きな本はあるの?」「本は読みません。」「なんで?」「長くて、めんどくさいし、読書感想文を書かなきゃいけなくなるし。」なるほど、この子の国語アレルギーはここからきているようです。でも目の前には中学受験が。

 

敢えて私はこう言いました。「じゃあ、私と一緒に国語の勉強をしようか。」ほら来た、といった表情をその子がしたときに私はさらに続けました。「では、漢字学習は小学校一年生からやり、同時に乱読と朗読を並行します。本を用意してください。こちらからも用意しますから。」は?といった様子のお母さん。「でもこの子はもう小5です。入試が近いというのに、そんなヒマはないでしょう?」

 

相変わらずダンマリを続けていたその子ですが、教室の本棚の絵本にチラチラ目がいっていた様子を私は見逃しませんでした。「その絵本をちょっと声に出して読んでみて。」私が取り出したのは『かいじゅうたちのいるところ』。さて、どうなったかというと…この続きは次回にしましょう。では、また。

 

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