全国統一小学生テスト・算数もできない？「そりゃそうよ」②（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #全国統一小学生テスト #算数 #中学受験

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「全国統一小学生テスト」の算数について、前回は「バリバリの中学受験組」の場合についてでしたが、続きとして他のパターンについて話を続けます。

2、「なんちゃって中学受験組」の場合

中途半端に進学塾には通っていて、一応なんちゃらクラスに在籍して、このまま塾のクラスが上がり続けるハズ、そして何人もを抜かしてトップのクラスへ、そして合格へ！なんて思ってるアナタ、そんなに甘くないことを思い知ることになるかもしれません。このレベルの方なら、全国統一小学生テストの算数なら100点越えは「そりゃそうよ」。更にその上で基本的な計算でミスしていないか、線分図・面積図などで考えることができたかなど、基本的な学習姿勢が自己流になっていないかを見直すチャンスとお考え下さい。「これは未だ習っていないからできない」等との言い訳なら、お通いの塾にどうぞぶつけてください。「既にそれが出来ているヤツがゴマンといる」という事実をどうぞお認めください。悔しい？それを誰にどうぶつけても「上には上がいる」そりゃそうよ！

3、「中学受験は視野に無く、今まで学校の学習と自宅で自己流で頑張ってきた組」の場合

この全国統一小学生テストは中学受験生にとっては「レベルが低い」「簡単だ」とも言われますが、せめて決勝大会にお出になられてから仰ってくださいな。でも、いままで地元の小学校の狭い中で「できた・できない」を考えてこられた親御さんにとっては「こんなの教科書にないじゃない。出来なくて当然だわ、ウチの子によくこんな低い偏差値をつけてくれたわね。一覧表で全国平均や都道府県平均よりこんなに低いだなんて、私は認めない。可哀想だもの、子どもが！」子どもが？それはさておき、こう仰る親御さん、まあまあ。そんなご家庭にはまず「全国平均であるかどうかをご確認ください」と当塾では申し上げています。

このテストは中学受験をされるお子さんも、そうでないお子さんも受験されます。受験準備をしていないなら「基礎基本がしっかりできたか、正答率の高い問題を取れたか」にご注目ください。算数では「つるかめ算」「消去算」等の特殊算は勿論、「図形の相似」「平行線と角度」「場合の数」など、指導要領上は中学生で学習する内容が目白押し。その上でパズル的なひらめきや、トップレベルになると論理的思考を要する「数式を用いての記述力」が必要です。小学4・５年生で既に差がつく場合もあるでしょう。尤も「なんちゃって中学受験組」でも、いい加減な学習方法だと「なんでこんな問題ができないの！」となるのは「そりゃそうよ！

あと、私立や国立の小学校にお通いのお子さま。「思わぬ結果」に唖然とされる親御さんもいらっしゃるかも。公立小よりも賢いハズで、私立小や国立小に通わせたのに…あんなに幼児教室に通って勉強して、小学受験できっちり合格して、憧れの学校の制服を着て、小さいうちから電車通学して、このまま「〇〇のはず」なのに…「〇〇のはず」って何ですか？小学校で合格したからといって、それが将来へのエリート街道の始まりではないのです。冷静に考えれば「そりゃそうよ」なんですが、それを話し始めると長くなりますので、ここではこれ位にしておきましょう。

どのパターンでも、自己流でのテスト結果の解釈は止めるべきです。むしろ、今までの算数のどこが「自己流」だったのかをお考え下さい。「家でやったら解けたのに」それが？入試でも同じことを言うのですか？テストの時間内で解けなかったものは0点…「そりゃそうよ」でしょ？くれぐれも言っておきますが、恥の上塗りになるだけですから絶対言わないように。では、また。