神戸国際中・○△☐でパッコロリン？③（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #神戸国際中 #図書館

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。神戸国際中の学校説明会、続いて進路実績についてのお話です。

1．入試方式別大学合格者数について

’18卒＝在籍55に対して国公立大12、私立大・短大120、’19卒＝在籍44に対して国公立大10、私立大・短大99、’20卒＝在籍43に対して国公立大5、私立大・短大68、’21卒＝在籍39に対して国公立大6（うち公募4）、私立大・短大94、文科省管轄外1

２．大学入試を終えて

①新大学入試、コロナの影響

・学校推薦型選抜の受験が多くなり、例年になく合格者数が一般合格を上回った。「推薦で押さえておき一般でチャレンジ」というパターン

・地元意向が強く、特に関東受験がかなり少なくなった。

・英語外部検定の利用が、本校にとっていい結果につながった。

②理系・医歯薬コースの進路について

・医学部医学科への現役合格（東海大・学校推薦型選抜）

・看護学科への進路希望が増加。

③中学入学生の進路実績（数字は中1・4月のベネッセ学力推移調査による）

・入学時偏差値53～56（国公立・中堅私大合格レベル）が26％→長崎大等

・同50～（国公立・中堅私大挑戦レベル）が39％→広島大等

・同35～（4年制大学挑戦レベル）が35％→兵庫県立大等

最後に入試・広報部から「新時代に生きる3つの力（学力＋語学力＋人間力）を育む私学教育」と題して、大学入試制度の変化と本校の取り組みについての話が続きます。KIS生はほとんどが英検2級を取得することや、国立・関関同立レベルで求められる入試出題基準、東大推薦入試や京大特色入試に合格したKIS生がどんな取り組みをしていたか等について説明がなされました。時間が押したのか、やや駆け足気味だったようですが。会の終了後、施設見学があり、図書館大好きの私（当塾教室長）はマッテマシタ！とばかりに図書館見学を楽しみにしておりました。パッコロリンの一つである△の建物が図書館です。スケルトンの廊下を渡った先にあります。綺麗ですね、周りの木々の緑。さて、今までいくつもの学校の図書館を見てきましたが「ここは少し蔵書が少ないかな」との印象を受けました。専門書あり、話題になっている書籍あり、生徒からのリクエストも受け付けているとのことで、「探求の力」を磨くための流行りの書籍が目立った印象でした。

「少人数で個性を活かした教育で世界に羽ばたけるように」というのであれば、少人数だからこそ豊かな蔵書に囲まれた環境であってほしい。英語の蔵書ももっと増やして「勉強」だけではない英語の世界にどっぷり自由に浸れるように。英語教育の充実を図るのであれば、ぜひとも「日本の古典」についても知ることができるように、そして海外で語れるようになってほしいなと思いました。着物や浴衣、折り紙だけが日本ではないと。個人的には、円形劇場よろしく吹き抜けのホールに添って書架を螺旋状に並べたら壮観だろうな、とテスト期間中に自主的に登校している数人の生徒の笑い声を聞きながら思いました。ローマのコロッセウムの様な建築に遠いローマの風を帰路の階段の途中で感じたようで、思わず振り返ってしまいました。

少人数で徹底した学習指導を行うこと、特に語学教育には強いこと、女子校なので「男子」に頼ることなく何でも自分たちで行動するようになっていくこと、生徒の自主性を重視する自由な校風であること、今回の説明会で強調されたのはこんなところでしょうか。ちなみにKISは「Kobe International Junior & Senior High School」の頭文字。念のため付け加えておきますが、甲子園常連校の神戸国際大学附属高とは何の関係もありません。神戸国際中についてはこれまで。では、また。