神戸国際中・○△☐でパッコロリン？（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #神戸国際 #パッコロリン

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。学校説明会第2弾は、神戸市須磨区にある女子校「神戸国際中」です。アクセスは、神戸市営地下鉄妙法寺駅より市バス6分またはJR・山陽電車須磨駅より市バス16分。生徒の通学用に、妙法寺駅発8：35と須磨駅発8：10のスクールバスが運行されています。ピンクの帯も鮮やかなこのスクールバス、学校説明会の参加者も運んでくれます。

高倉台7丁目にある正門を通り過ぎると、鬱蒼と茂った樹々の間を曲がり下っていく道が続きます。ほぼ下りきったところ右手に校舎、左手にグラウンドが見えてきます。グラウンドにはソフトボールのフィールドがあり、系列の須磨ノ浦女子高のソフトボール部が練習しにくるとのこと。何度も全国制覇した強豪で、練習中は「危ないから神戸国際の生徒は近づかないように」と注意が出るのだそう。自分の学校なのに…

経営母体である睦学園は大正12（1923）年の創設ですが、神戸国際中は平成3（1991）年設立と比較的新しい学校で、来年創立30周年を迎えます。建学の精神は「和を以て貴しと為す」歴史の教科書で聞いた言葉ですね。そう、聖徳太子です。学校パンフレットにも「聖徳太子の御徳を慕い、その十七条憲法に示された『和』を根本の精神として仰ぎ、仏教主義に基づく情操教育をおこない、有為の人材を育成することを目的とする」「この建学の精神を具現化する行動規範として『感謝（生かされる心）』『寛容（信じあう心）』『互譲（たすけあう心）』を学園訓としています」と記されています。

正門から下ってくると書きましたが、それでもキャンパスは海抜100ｍ以上の高台にあり、教室からは瀬戸内海や淡路島、明石海峡大橋を望むことができます。また、総面積が54,400平米あり「生徒1人当たり120畳」の計算となるそうで、四季折々豊かな自然環境に囲まれています。その緑の中に○と△と☐が融合した建物があります。○はメモリアルホール、△は図書館、□は校舎です。

学校パンフレットには「校舎は、基調となっている円形が『和』『円満』三角形と四角形が知性と理性を表し、『和』のある『円満』な知性豊かな家をイメージした近代的な造形美を現出しています。中央に望む3階まで吹き抜けのメモリアルホールの○、前にせり出した図書館の△、校舎・窓・教室の☐などの印象的な様々な形は、○は○のまま、△は△のまま、☐は☐のまま、個性を大切にして調和を目指す教育の象徴です。」とあります。決められた一つの型にはめることなく、それぞれの個性はそのままで、しかし仲間としてともに自己実現を目指していこうということのようです。ん？○と△と☐？N○Kのパッコロリンってこと？

「近代的な造形美」とありますが、確かにメモリアルホールはそこだけ見たら「ここは現代美術館？」と見紛うほど。コンクリートの打ちっ放しに吊り階段、ホール中央の空間を囲む８本の巨大な柱。「8」は仏教建築ではよく出てくる数字で、聖徳太子ゆかりの法隆寺夢殿も八角形。四方八方の由来でもあるそうな…あまり知ったかぶりすると、その方面に明るい方に怒られそうなので止めときましょう。おっと、そろそろ説明会の時間。その内容は次回に。では、また。