最近の白陵中はこうなったらしい③（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #白陵中 #東大合格者数

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。白陵中の学校説明会、教務部長の先生からのお話を続けましょう。

「大学合格実績ですが、東大15名（過年度生2名）、京大24名（同7名）、阪大13名（同1名）、神大17名（同2名）、国公立大医学部38名（同13名）で、卒業生189名の国公立大現役合格率は72.0％でした。東大合格者は一昨年も昨年も15名と同数ということでもっと増やしたいのですが、最近の生徒はあまり東大を目指さない傾向があり、学校としてはもっとチャレンジしてもらいたいところ。

学校生活ではやはり高校の服装自由化。旧制服、標準服、私服の3パターンが混ざっています。あと、遅ればせながらICTも進んできました。校内Wi-fiが整備され、生徒は自分のホームルームの机に座ったまま使用可能です。あとは始業時間の変更について。従来8時30分始業だったのを9時始業とし、白陵教育の多様化の一環としてTime Tableの弾力化を図ります。これにはCOVID19対策としてrush hourを回避する他、最近頻発しているJRの遅延対策の意味もあります。また、ここはぜひとも強調したいのですが、通学圏の拡大も狙いとしてあります。神戸以東からも通学しやすくなったのではないかと思います。

授業時数については、かつては1コマ70分授業でしたが現在は50分で週35～36コマです。月～金が6または7限まで、土曜が4限までです。高校新課程や大学入試共通テストを睨んだ36コマ化で、中学で基礎学力を身に着けさせて高校で総合的な探求の力を育成していきたいと考えています。『エリアNo.1の進学校を目指す』東大合格者数を増やしたい。」

次に、各教科担当の先生から入試問題についてお話がありました。（高校入試については割愛します。悪しからず。）

国語…例年通り。後期には「文章の要旨をまとめる」「自分の意見を述べる」記述問題を出題する。

算数…計算も含めて幅広く出題する。結果を見るときれいな山型をしており選抜テストとして十分機能している。歯応えのある問題も出題する。特に空間図形は出題したい分野。後期も例年通りで「算数が楽しい」という子に来てもらいたい。

理科…各分野25点。地学では、立体的な感覚を問うために天体が多くなっている。

最後に一般向けの学校説明会についての話があり、5/23の説明会はweb申込としたところ30分で満員となってしまったそう。西宮や明石での説明会もweb申込となる見込み。理科実験教室は物理、化学、生物で実施するが、これも詳細が決まり次第web上で発表するとのこと。参加を希望している方は学校ホームページを常にチェックしておくとよいでしょう。

全体としては「進学校としての矜持は持ちつつも、変化する時代には柔軟に対応していく」というような印象を受けました。「白陵でぜひ学びたい」という生徒に来てもらいたい、そしてその期待に応えるために、生徒をしっかり鍛え上げて東大はじめ難関国公立にきっちり進学させて、生徒の夢を叶えようということかと思います。以下は、今年の学校案内にある校長先生の言葉です。

「…これからの世界を生きる確かな基盤となるものを、師弟一体となってつくり上げようとする小宇宙、それが白陵という空間です。…創立から60年目を迎えつつある本校は、これまで以上に『より深くより豊かに』を目指しています。どうぞ本校の門をたたいてください。共に学びましょう。」ただし、その前に白陵中の厳しい入試を乗り切るだけの勉強をすることが大前提ですが。「最近の白陵中はこうなったらしい」シリーズはここまで。では、また。