最近の白陵中はこうなったらしい②（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #白陵中 #校風マトリクス

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。白陵中の学校説明会、校長先生のお話からスタートです。

「本日お越しの際に気付かれたかもしれませんが、現在グラウンドフェンスの設置を進めています。感染症対策のため…というのはウソで（毎年恒例？のビミョーな校長ジョーク炸裂！）サッカー部のキック力が増したのかボールがよく飛び出すということもありまして。また部室も設置予定です。白陵中では2000年代に入ってからハード面の拡充に力を入れてきました。校舎の新築建て替えや理科棟、技芸棟の設置等です。

その前の90年代の10年はソフト面でした。私（校長）も白陵出身で丸刈りだったのですが、91年に頭髪自由化をしたのを始め、制服をブレザーに変更、男女共学化、修学旅行でロンドンに行く等。高校服装自由化もこの30年の学校の変化を考えれば自然の流れと言えます。その評価は後に譲るとして、今のところ上手くいっていると思います。

『校風マトリクス』というのがあり、縦軸が体験型・革新的か知識型・保守的か、横軸が自主性か管理かで校風を分類したものなのですが、白陵は『やや体験型・革新的で自主性』に位置付けられています。かつては『知識型・保守的で管理』だったので180度転換したと言ってもよいでしょう。昔から白陵を知る方には『ホンマか？』と言われますが…」

次は教務部長の先生から、入試や学校生活に関する話が続きます。

「ここ数年入試の形を変えてきましたが、来年2022年度入試は前年と同じ要領で実施します。高校入試は’16年以来の10名以上での入試となりました。8名の合格を出しましたが、その内の6名が他の中高一貫校からの『乗り換え』で公立中からは2名でした。

次に中学入試について。前期入試は例年名目倍率2倍程度で推移しています。合格者平均点と受験者平均点の差が『20点→22.8点→25.6点』と一次関数的に増加しており、合格者層のレベルが上がってきているものと考えております。合格最低点から10点未満の得点だった『惜敗者』のデータを見ると、主な『敗因』はやはり算数のようですが、理科もそれに次いで差がついています。

後期入試は実質倍率が3.8倍とほぼ例年通り。’20年より理科を廃止して面接を新たに導入しましたが、これは『成績がほとんど変わらないなら”白陵に来たい”という意思の強い生徒に来てもらいたい。ミスマッチを防ぎたい。』という意図。制度変更後に、それまではほとんどいなかったリターンマッチ成功者（前期不合格→後期合格）が出てきており、後期入試の改革は成功だと考えています。」

話はまだ続きますが、それは次回に。では、また。