ブログ600回到達・そろそろ本音で話しませんか？受験のこと、塾のこと（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #志望動機 #勝てば官軍

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「神戸市北区に中学受験専門の学習塾開校！」と銘打った第1回のブログを掲載したのが2018年5月21日。そこから2年11ヵ月で600回に到達しました。私たちが自塾を立ち上げた時に「そろそろ本音で話しませんか？受験のこと、塾のこと」という文言をスローガンの一つに掲げたのですが、ブログでもその基本姿勢に変わりはありません。

中学受験がある意味「大衆化」するにつれて、塾や親御の間に「こうするのが当たり前」という同調圧力？のようなものが醸成されてきたように思います。日本的と言えばとっても日本的な現象とも言えるのですが、実はその裏で「周りを出し抜いて自分だけが勝つ」と企んでいますよね。そのいやらしい下心が「中学受験の闇」となっている気がずっとしていました。どうしてもっと単純にものを考えられないのだろうか、と。

親御がお子さんに良いと思う学習環境を与えるため、お子さんがやりたいことや叶えたい夢に近づくため…その選択肢が私立中や国立中にあるというなら、受験をすることになるというだけの話。その学校に入って勉強するためには、その学校が課する入試で合格するだけの学力、そしてそれを身に着けるだけの学習が必要になるというだけの話。また、仮に不合格だったとしても入試を受けた時点ではまだ実力不足だったというだけの話。正直言って、大学入試で行きたい学部に行けなかったことに比べれば人生に与える影響もそれほどではないというだけの話。大学入試でも浪人すればまだまだチャンスはいくらでもあるしね。

それがいつの間にか「勝てば（合格すれば）官軍、負ければ（不合格なら）賊軍」と言わんばかりの風潮になり、中学受験で合格すればすべてが手に入ったかのような錯覚に親子共々陥り、入学後さっぱり勉強しなくなり、成績不振で退学する羽目になり…こんなこと言っては何ですが、そもそもそういう方が中学受験すること自体が大間違いだったのではないでしょうか。何のためにその学校に入ることを希望し、しなくてもいいはずの受験勉強をしてまでその学校に入ったのでしょうか？本当は最初から明確な志望動機はなかったのではないですか？「合格」という金メダルが欲しかっただけ、周りから「『賢い子』と『その賢い子を育てた優秀な親』」だと称賛を浴びたかっただけではなかったでしょうか？

そんな「バカ親」だから「老害」のやっている塾のあり得ない宣伝文句にあっさりと引っ掛かるんですよ。どっちが悪いかって？どっちもどっちですよ。最近の当ブログではその辺のことについてしつこいぐらいに指摘してきましたが、これからも問題提起をどんどんしていくつもりです。もう一度繰り返します。「そろそろ本音で話しませんか？受験のこと、塾のこと」601回目以降もよろしくお願いします。では、また。