夙川中 その名と桜を 共にして（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #夙川中 #桜 #狭き門

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。桜にもいろいろ種類があります。「今年も桜が終わってしまった」なんて言う方もいますが、種類によってはこれからのものも。ソメイヨシノは早く咲き終わったようですがそちらの桜はどうですか？「きれいだよ、学校の桜、全校集合！」今回は会下山公園の桜のすぐ下にある夙川中学校を取り上げます。

この中学のイメージカラーは「緑」。学校パンフレット、そして学校で使用しているTBMノートの表紙も鮮やかな緑色です。このTBMノートとは「タイムマネジメントの時間」に使用するノートで、一人ひとりが持っています。TBMは「To Be Myself,…（なりたい自分になる。そして…）」からきており、これは須磨学園のスクールモットーで、もちろん須磨学園でもこれを作成しています。ちなみに夙川中学のスクールモットーは「Learning for tomorrow」です。

このTBMノートに「なりたい自分」を書き出して、「目標を達成するために何をすべきか」そして「いつするか」をスケジュール表に書き込んでいきます。須磨学園でも夙川中学でもこのことに重きを置いています。勉強をさせられる自分、ではなく、将来をイメージして「なりたい自分」のために今、何をすべきかを視覚化させようとするのです。

実は当塾でも同様の事をしています。「目標達成シート」と仮に名付けましょうか。ただし、最終目標として「〇〇中合格！」なんてことは書かせません。「中学受験は最終目標ではなくあくまでも一つの通過点でしかない。だが、確かな通過点である。」ということを自覚させるために。そのシートの中には自分が何になりたいか、そのためには自分が何をすべきか、より具体的に自分で書かせていきます。

漠然とした「○○中合格」や「医者になりたいので○○中」、そのためにはテストでやれ何番以内だ、やれA判定だ…ではアリマセン。近頃の子どもたちのなりたい職業は、ユーチューバー、保育士、パティシエ、警察官、医師、弁護士…と様々です。でもそんな目標はウン年後。「その目標を達成するには『良い学校』『偏差値の高い学校』に入学しなければ！」という安直な考え方ではなく、「目の前にある『自分で立てた目標』をクリアしていかなければ、そして、まずはそれをクリアする力をつけていくこと。」ということでこのシートを書かせています。私たちもアドバイスをしますよ。ご興味のある方は当塾まで。

さて、今年の夙川中学の入試は結構狭き門だったようです。どうやら「須磨学園中は難しそうだから、姉妹校で、新設で、まだまだ海のものとも山のものともわからないであろう夙川中だったら入りやすそうで、オトクかも？」等と甘く考えられた受験生および親御さんと、それ以上に見立てが甘かった塾関係者のせいでしょうかね。その門は狭かったようです。この中学校に続くアノ通学路のように？

夙川中学のすぐ近くの会下山公園の桜たちは、そんな入試のことなどどこ吹く風。この会下山公園は、楠木正成と牧野富太郎ゆかりの兵庫区で由緒ある桜の名所です。「この春は、なおさら」と思うのは、夙川中学がここに建てられるまでの経緯を振り返った私（当塾教室長）の所感にしか過ぎないのでしょうか？それにしても、この桜の美しさは…

まるで、夙川沿いのあの桜をそっくりここへ持ってきたかのよう。経営母体も場所もそして勿論校舎も変わった夙川中学ですが、どうやら「夙川」の名と共に、桜守りの妖精もついてきたようですね。狭き門を突破して見事入学を果たした新入生を、どうかこれからも見守ってあげてください。「夙川中 その名と桜を 共にして」お粗末。では、また。