きれいだよ、学校の桜！全校集合①（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #甲陽学院 #入学式 #桜

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。いよいよ入学式シーズンですね。兵庫県下の小中学校では明日が入学式というところが多いようです。先日或る駅の「桜」をご紹介したところ、「その駅はどこですか？」というお問い合わせも（笑）ヒントはたくさん散りばめていますので、どうぞお探しくださいな。駅を下った坂道では「華麗なる武将達」が道案内さながらお出迎えしてくれます。鉄道ファンの私（当塾教室長）おススメの駅です。

さて「入学式の桜」ということで、今回から「きれいだよ、学校の桜！全校集合」というシリーズをお送りします。どこの学校にも桜の木が植えてありますが、受験を乗り越えての待ちに待った入学式。親御さんたちも含めて晴れ晴れしい一日であることは間違いありません。第一志望校の場合でも、たとえ第一志望でなかったとしても、桜たちの拍手はみんなの背中をポンと押してくれることでしょう。「大丈夫、あなたならきっとやっていける」と。

第一回は「甲陽学院の夙川沿いの桜たち」です。甲陽学院は兵庫県西宮市にある中高一貫私立校ですが、中学校と高校が別の場所にあります。でも、どちらも「夙川（しゅくがわ）」沿いに位置しています。「夙川？知らないな」とおっしゃる方は、村上春樹著の『猫を棄てる』をお読みになってください。その中で、父親に命令された主人公が、猫ちゃんを浜に捨てに夙川沿いの道を行く場面があります。行きつく先は香櫨園の先の浜ですが正に、その場所に甲陽学院「中学校」はあります。

夙川沿いは阪神間では言わずと知れた桜の名所。阪急夙川駅からも見える夙川沿いの桜は、毎年大勢の花見客で大賑わい。その夙川駅から伸びた甲陽線の先に甲陽学院「高等学校」があります。つまり夙川の桜並木沿いに「甲陽学院」はあるのです。中学校を少し歩いたところには「夙川オアシスロード」がありますが、ここの桜吹雪を浴びたいと甲陽学院中を志す方もいらっしゃるとか。入学式後にたくさんの新入生とご父兄が一緒にそぞろ歩き。受験時に泣きながら宿題をしたことや、塾の先生に何回もやり直しをさせられたこと、合格まで不安で不安でたまらなかったことなど、飛んで行ってしまえ、この桜とともに！

そしてこの夙川の上流を、甲陽園の駅からずーーっと坂道を上り、このブログにも出てきますし、私もたびたび訪れる「磐座」のある越木岩神社も通り越した「山の上」に、甲陽学院高校の校舎があるのです。こちらも夙川上流とはいえ、桜が新高1をお出迎え。こちらの場合は「山桜」もお出迎えです。川沿いの桜と山桜、甲陽学院の桜は二刀流です。「きれいだよ、桜たち全種集合」で迎えられる甲陽学院生、羨ましい限りです。

甲陽学院の場合、中学も高校も学校の周りにゲーセンや繁華街などはありません。高校なんて「山登り」ですよ。ある意味では「俗世から隔離」された感さえありますが、ある種の「普遍的なもの」「不易」をそのような学校のデザインから感じています。そんな今年の甲陽学院中の入試第一日目の国語の問題。取り上げられている素材文と問題に、私は「さもありなん、さすが甲陽！」と思わず唸ってしまうのです。このシリーズは桜紹介のあとに、その学校の今年の入試問題を少し解説しながら、コロナ禍の入試の様子等もお話ししていきたいと思います。では、また。