「理性批判的読解法」改め「Line的読解法」？（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #国語 #記述問題

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。すっかり春ですね。という訳でもないんですが、今回は目先を変えて私（当塾教室長）が書きます。子どもたちにとっては「宿題がない休み」という最大かつ最高の休み…ですがこのコロナ禍、お出かけもままならないのではないでしょうか。とはいえもうすぐ新学期、そして入学式です。先日、当塾の近くを通っている神戸電鉄の或る駅で、私一人こっそりとお花見をしてきました。

駅近くにある城跡の傍の資料館に或る資料を探しにやってきたのですが、こんなところにこんな特等席があるなんて。その駅は駅ホームにまで枝垂れ桜がしなり、正に春を「手に取って」見ることができます。無人駅のその駅に、私だけ。まだつぼみもたくさんある枝の先に、これもまだしっかりと咲いている桜たちを見ながら、ささやかな春のひと時を過ごしてきました。

なるほど、バラ科の植物は花びらが5枚あっておしべがたくさんあるんだったっけ。入学式と言えば桜、ですね。受験を突破して入学式を迎える新中一の皆さん、おめでとうございます。桜の花たち、その日までもう少し咲いていてね。おっと、30分に1本の電車が鉄橋を渡ってやってきました。これを逃すと授業に間に合わないぞ、塾長に叱られる？（笑）

春期講習の最中、こんなお問い合わせをいただきました。授業中は大変困るので、授業前に対応するのですが、端的に言うと「国語の記述が全くできない、どうすればいいのですか？」ウチは国語専科の塾ではありませんし、個々によってパターンが異なるのでそういった質問は困るのです。この他にも「神大附属中等の問題は、どうやったら解けるんでしょう？」など。あ、関東の方に念のため申し上げておきますが、こちらで「神大」とは神戸大学のことで、箱根駅伝で有名な神奈川大学ではアリマセン（笑）

記述問題というものは「書いてナンボ」のものです。書いて書いて、それを指導者に読んでもらって直すしかないのです。面倒なので大手塾等では「時間がないから」テキストの解答を見て覚える、親御さんが文章を読んで本文中の主人公の気持ちを説明してあげなさい、等の即席解答法を示すのでしょう。また、「お子さんは未だ精神年齢が幼いのでこの問題は解けない、早生まれでしょ？不利なんですよ。」などと、自分の力量のなさを思いっきり棚に上げて語る国語講師もいるそうです。

私は「塾にお通いであれば、その塾にご相談くださいな」といつも申し上げているのです。だってそうですよね。その回答の良し悪しはともかく「それがその塾のシステムの一つ」なのですから。首都圏では昔から、大手塾に通うのではなく「国語は○○国語塾」「算数は○○算数専科教室」「理科は○○中専門理数塾」等と専門塾のカンバンをはしごする受験生もいます。システムではなく「それぞれの良いとこ取り」というわけですな。ただ、これもこれで色々と問題があるようなんですがその話はまた別の機会で。

でも、せっかく当塾にご相談いただいたのですから、ということで最小限の範囲でのお答えすることはあります。当塾では以前は国語の指導を「理性批判的読解法」としていたのですが、現代っ子に合わせて今は「Line的読解法」とその解法をリニューアルしています。何かといいますと…あ、今日はここまで。桜の花たち、入学式までもう少し咲いていてね。真新しい制服の上に花びら一枚、お願いします。では、また。