政界だけに非ず…塾業界を蝕む「老害」⑤(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #新陳代謝 #世襲

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2021/03/31 政界だけに非ず…塾業界を蝕む「老害」⑤(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #新陳代謝 #世襲

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回のブログは、塾業界の「男社会」と「老害」について当塾教室長が女性の立場で書きましたがいかがだったでしょうか。今回は、再び私(当塾代表)の「老害」シリーズに戻りたいと思います。

 

このシリーズを書く前に「バカ親」シリーズをアップしましたが、今までの塾講師半生を振り返っても「バカなのは決して『親』だけじゃない。『塾』側の人間にもナンボでもおるで。」と心底思っていることもこれまた事実。両方の話をしなければアンフェアと思い、これでもそれなりの経験(酸いも甘いも…年上相手では酸いの方が多いか?)を積んできていますので、敢えて塾業界のウラについて触れているところです。

 

「塾関係者の反発を食らうだけで終わるんじゃないか」と正直思っていましたが、殊の外反響が大きかったようで様々なご意見やご感想をいただきました。それも比較的若い世代の塾関係者から「あるある」「そういうことだったか」と好意的な反応が多く、結構みんなが思っていたことのようですね。「これなら塾業界でも新陳代謝が進むかもしれないな」と思い、ちょっと安心できました。

 

勿論、塾業界の先達には素晴らしい御仁もいらっしゃいます。ある個人塾経営者の引き際はそれは見事なものでした。自身の衰えを何の言い訳もせず受け入れ、従業員の次の受け皿がきちんと決まるまでは教室を続け、最後にただ一人の卒塾を見届けて教室を閉じられました。経営的には赤字なのでさっさと閉じる選択肢もあったはずなのですが、自らの責任を全うされたということでしょう。

 

他にも、高齢を理由に自塾を閉じたものの、地域の要望を受けて「疲れない範囲で」という約束ながらボランティアで指導を続けている方も。こういう方は生徒のみならず後進の指導もしっかりされているので、何らの憂いもなく信頼できる後輩に道を譲られるのです。そういう方に指導をされた子どもたちは幸せでしょう。

 

一方、今まで書いてきた「老害」たちは違います。彼らにとっての「新陳代謝」とは、すぐ下の世代に道を譲ることではありません。さすがに寄る年波に勝てなくなり、いよいよ自力での地位維持が難しくなると、彼らが一様に考えるのが「我が子への世襲」大手塾で一応?会社組織となっているところでもよく見られます。

 

まあ、創業一族が世襲するのは別に珍しいことではないのですが、前にも書いた通り、「前社長(父親)の取り巻き」が自分の子どもを「新社長(息子)の取り巻き」に据えようとするのです。そんな「老害」にとって最も邪魔な存在が、自分と我が子の間に入っている世代となります。間違ってもそこに権力移譲させるわけにはいかないのです。

 

そうやって何世代も一気に飛び越えた歪な「若返り」が現実に起きているようです。そうなると飛ばされた世代は?新社長とその取り巻きにとってはうざったいことこの上ない。父親の「院政」のお蔭で権力は彼らが持っていますので、どうなるかは言うまでもないでしょう。飛ばされた世代は経験を積んだ最も教務力のある世代ともいえます。それがこんな扱いでは、どうしたって塾の競争力は落ちます。体で例えるなら、新陳代謝が健全でないのならそれは明らかに「病気」なのですから。この話の続きは次回に。では、また。

 

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