政界だけに非ず…塾業界を蝕む「老害」③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #塾講師 #個人塾

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2021/03/24 政界だけに非ず…塾業界を蝕む「老害」③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #塾講師 #個人塾

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。今回からは、具体的にどんな「老害」が塾業界や受験産業界にいるのかお話ししていきましょう。

 

このシリーズの初回でもお話ししましたが、塾業界の初期には今のような大手塾という形の塾はほとんど存在せず、個人塾や個人塾がちょっと大きくなったかなという程度のものが大半でした。他の業界から見れば中小企業にも入らない零細企業、資本も人材も微々たるものでした。その分、今以上に塾講師の個性が塾そのものの色になるという時代でもありました。

 

「すごくわかりやすく教えてくれる先生がいる」とか「授業がとても面白い先生がいる」とか言う口コミが学校などで広がって生徒が集まってきます。塾の名前よりも先生で塾を選ぶ傾向が強かったのです。勿論、資本を出しているオーナーがその塾では最終的な決定権限を持つのですが、講師の側もそれをよくわかっていたので、その決定を不服に思う他の講師たちがあっさりと袂を分かつことは珍しくありませんでした。そうやって次々と新しい個人塾が増殖していったのです。

 

時代は流れ、塾の形も大きく変わっていきます。いわゆる大手になって「ブランド」を確立した塾も出来始め、そういう大手に吸収された個人塾もたくさんありました。中途半端に規模を追いかけたものの大手に太刀打ちできずに淘汰されたところも。そんな中でもしぶとく生き残った個人塾も存在し、結構な御歳となった塾業界の初期メンバーが生き残っている例も少なくありません。良くも悪くも個性が強烈で、生き残りのためなら何でもするで!というタイプが多いからかも。

 

どんな業界でも黎明期はまだまだみんなが手探りということもあり、ある意味「やったもん勝ち」という側面があるもの。初期メンバーにはそういう傾向が根強く残っているので、多少強引なやり口でも「塾生さえ増えればこっちのもの」となるのでしょう。それでも、同じ年代で横並びの競争をしている中であれば、皆が同じ条件だともいえるのでまだ健全だったかもしれません。

 

問題なのは、そうやって生き残った人達が高齢化してきたとき。周りのライバル塾の経営者だけでなく、塾生の保護者も自分より年下ばかりになってきたときに、大抵「老害」の暴走が始まります。「自分は厳しい競争を勝ち抜いてきた」という自負からか、過去の成功体験にいつまでも拘泥し、誰に対してもマウンティングしようとします。自分がいかに正しいか、誰よりも上に立つ存在かということを、大袈裟に誇示しようとします。

 

ある塾の経営者は、独立前に勤めていた塾では算数の担当でした。かなりの自信家で、独立後も「どこよりも算数に強い」ことを自塾の売りとしていました。確かに、中学受験では算数が大きなウェイトを占めることは半ば常識。その謳い文句に魅かれて塾生もそこそこ集まってきたそうです。ところが一つ問題が。その強烈な個性もあり、誰とも組まずに一人で算数以外も教えるしかなかったのです。

 

算数以外は正直言って並みか並み以下。まだ若くてバイタリティー溢れていたときはそれでもなんとか乗り切っていたそうですが、自塾の周りにいくつも大手塾が進出してくると徐々に塾生が減っていきます。教え方が古くなってきており、最近の入試対策としては総合力で明らかに大手塾に劣っていたことが大きな理由でした。そこでこの経営者が取った手段は…すみませんが長くなってきましたので、続きは次回に。では、また。

 

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