政界だけに非ず…塾業界を蝕む「老害」②（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #経営者 #家庭教師

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「老害」の意味を調べると「組織や社会で幅を利かせすぎて言動が疎まれる高齢者」「傍若無人な振る舞いによって若者に必要以上の負担や迷惑をかけている高齢者」「自己中心的な行動で周囲に迷惑をかけたり不愉快な気持ちにさせたりする老人」「企業や政党などで中心人物が高齢化しても実権を握りつづけ若返りが行われていない状態」とまあ散々な言われようで、「元々は組織の世代交代・新陳代謝を阻む高齢層といった意味が主流だったといえる。昨今では、組織というよりは世間・社会において迷惑な振る舞いをする老人一般を指す語として用いられている。」とも。

前回も触れた通り、塾業界とりわけ中学受験業界はようやく半世紀の歴史を刻んでいるところで、初期の面子が高齢化しつつも、いつまでも業界の上（重石？）に居座り続ける構図。「個人商店」から成り上がった或る大手塾で、表面的には「引退」したものの息子に「世襲」することで「院政」を敷いている「元」経営者もいます。笑ってしまうのは、「元」経営者の取り巻き連中もこぞって息子にその取り巻きの地位を「世襲」させているところ。ただ、そんなことに現を抜かしている間に、目に見えて実績が落ちていっているのだとか。既得権益を守るだけの「老害」たちと、経験不足のクセに有能感だけ満載の「二代目ボンボン」たちが経営のトップというのではさもありなんでしょうね。これは塾業界における「組織の世代交代・新陳代謝を阻む高齢層」の典型例であり、今回のテーマにおいてはこういう輩を「老害」と定義しているということをご承知おきください。

上記は大手塾の例でしたが、「老害」は何も大手塾に限った話ではありません。受験産業全体といってもいいでしょうか。塾から派生した教育関連の情報発信業や出版業の経営者、個人塾の経営者、大手塾を退職した家庭教師等々、いろんなバリエーション？の「老害」たちが存在します。そこに共通するのが「俺はこの業界で『自分の腕一本』で食ってきたんだ。揺るぎない成功体験があるんだ。俺の言うこと、やることに間違いはない。俺より年下のヤツがエラそうに意見するんじゃねぇ。俺の言う通りやってりゃいいんだよ！」時代が、子どもたちがどんどんアップデート（かつダウングレード？）しているというのに、なぜか自分だけはいつまでも「偉い」ままなんですね。そんな「老害」ですから、後進を育てて道を譲るなんて発想は微塵もありません。自分より下の世代は自分を引き立てるための「道具」に過ぎません。若いのが楯突こうものならヒステリックなまでにマウンティングしようとします。親御には決して見せることのない「ドス黒い裏の顔」で。

気をつけてください。親御に絶大な人気を誇るベテランスター講師にも「老害」は存在します。保護者説明会では柔和な顔で優しく語りかけていたのに、控室に帰った途端「今日の親は最悪だな。せっかくオレが話してやってるのにメモ一つ取らねぇ。あんな親のガキなんて教えたくないねぇ！」だもん。塾や中学受験産業に跋扈する「老害」の話、次回も続けます。では、また。