ロクでもない母親の話(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #算数 #転塾

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2021/03/14 ロクでもない母親の話(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #算数 #転塾

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。兵庫県では公立高校の学力検査が終了し、後は合格発表を待つばかり。中学受験など遥か遠くになりにけりで、もう2ヶ月経っちゃいましたね。「ウチの子来年受験なの。もう1年しかないわ。」1年?何を呑気なことを?あと300日だっちゅーの!さて、今回は今年中学受験を終えたお子さんとその親御さんはもちろん、これから中学受験を迎えるお子さんとその親御さんにも関係する話をしようと思います。

 

知人の友人だと言う母親から問い合わせがあり「現在大手の有名進学塾に通っている小5だが、夏休みに塾のクラスが下がってしまった。クラスを戻すのは勿論だが、最高レベル特訓に入れるレベルにいるので、そのレベルで算数を補習してもらいたい。こちらの塾長先生は同じ塾から灘中に入った方だと聞いたので」この手の話では大抵ロクなことがないので、普段ならやんわりとお断りするのですが、知人のご紹介では無下にもできず取り敢えず引き受けることに。結果的にやはりロクなことがなかったのですが…

 

さて、実際に算数の学力を診断したところ「最高レベル特訓?はぁ?」典型的な文章題も半分解けるか解けないか。線分図もほとんど描けない始末。図形問題に至っては壊滅的で、よくよく見ると計算も満足できるレベルではありません。ところが、本人はなぜか「自分はよくできる」と思い込んでいて出来ない理由を「習っていない」とか「難し過ぎる」とか文句たらたら。その様子を母親に伝えたところ「そんなはずは…」ない!と言いたげな顔。そこで解いてもらった問題をすべて親子の前に出して「これ、本当に今お通いの塾で習っていない内容ですか?難しい内容ですか?」母親「えっ?こんな簡単な問題ができなかったの…」と呆然。「少なくとも『今お通いの塾でカリキュラムについていけてない』ことは確かですね。」母子とも憮然として帰って行かれました。「これで御役御免だな」と内心ホッとしながら見送りました。

 

ところが後日、この経緯を知った父親がウチへの転塾を決めたと連絡が。「自分できちんと勉強もできないまま、塾の名前だけ頼って通い続けてもどうしようもないだろう。」と、転塾に強く抵抗する母親を押し切ったのだとか。実際に対面してお話ししたところ、理系の仕事をしているだけあって合理的で筋の通った方でした。「そういうことならば当塾で指導しましょう。」となりました。まずは、目前のテストで点を取るためだけの勉強姿勢を改めるところから。ちょっとわからないとすぐ解答を見たり、空欄にしたりという悪癖を徹底的に取り除きます。不貞腐れようが泣き喚こうが知りません。「嫌なら中学受験なんてやめな!そんなんで中学に行っても伸びないから。」と突き放しました。

 

数ヶ月の悪戦苦闘の末ようやく学力が伸びてきましたが、既に受験まで1年を切っていました。ここでまたもや母親の呪縛が。大手の有名進学塾に最後まで拘っていた理由がわかりました。周りの受験ママ友に対する見栄が異常に強かったのです。口にする志望校はいわゆる偏差値表の上にある学校ばかり。どうやら「大手有名塾に行ってたら合格できるんでしょ」と信じ込んでいたのです。自分の実力を思い知った本人の方が「そんな学校、俺にはムチャやで…」とよっぽど現実的。さてさて、どうしたもんやら。この続きは次回に。では、また。

 

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