あれから10年「子どもの幸せ」って何？（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #子どもの幸せ #あんべ光俊

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。今日は3月11日。あの東日本大震災から10年目です。あの日もいつものように、当時担当していた高校受験対策をしていました。すると…関西でも鈍い揺れの後、何とも言えない不気味な横揺れが続きました。ブラインドが長い周期でカチーン、カチーンと窓枠に当たり続ける様を見て、阪神・淡路大震災を知る理系担当の塾長は開口一番「これはおかしいぞ。小さい地震じゃない。遠くでデカいのが起きたんじゃないか？」そこで私がニュースを見てみると「!!」

私（当塾教室長）は実家が東京なのですぐに電話。でも通じません。しばらくしてやっと電話に出た母は「凄い揺れで、すぐにトイレに父さんと逃げたわよ。」トイレは柱がしっかりと組まれているので地震の時には、ということが言われていました。関東地方は以前から震災に備えての備蓄や建物・家具への準備など比較的うるさく言われていましたから。幸い実家では家具や食器の散乱もなく、すぐに帰郷できなかった私はひとまず胸をなでおろしたものです。でも…

最初の就職先の塾には東北地方出身の方が多かったことを思い出しました。ひよっこだった私に笑いながら「こうしてね。」「ダメだよ、それは。」「そんなこと思っちゃダメだよ。泣いてもいいからさ。」などと優しく声をかけてくれた先輩方のことが思い出されました。どうされたのでしょうか。飲み会になると「青葉城恋唄」をよく歌われていたあの先輩。あんべ光俊さんの歌を教えて、レコードを貸してくれたあの先輩。あの人は今…

さて「何のために中学受験勉強を」ということについて。高校受験でも同じでしょうか。よく耳にするのが「折角お金をかけるのだから、私学で全部面倒を見てもらって大学は国公立に。そして研究者にでも」という「絵に描いたようなルート」これで私たちも子どもも安心。「これが幸せでしょ？」さて、お子さんのタイプはどんなもんでしょうか？何が「安心」?

学習においても「お子さんのタイプ」を考えてみてくださいな。それもこれも「お子さんが心から思って」いますか。最初は思っていたとしても子どものことですからコロコロ変わりますよね、心のように。天気のように。学習の様子も。テストの点も。いいじゃないですか。少しギアを下げさせてみても。ただし、その際にも基礎・基本問題を繰り返ししっかりさせることは忘れずに。

成績低迷などの原因の一つに、この「基礎・基本が身に着いていない」ことがあるからです。具体的には4年生の内容です。しっかり自分で線分図が書けますか？星座の名前は憶えてますか？物のとけ方の計算は？比例の考え方がわかっていますか？語句は丁寧に調べていますか？基礎・基本があやふやなままに「上へ、上へ」と難しい問題をさせても意味がありません。テストや組分けなど大手塾のシステムに乗ってらっしゃる方、この点にはご注意を。当塾には関係のないことではありますが（笑）あれから10年。幸せって何？では、また。