中学受験の「後始末」(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #受験失敗 #併願パターン

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2021/02/10 中学受験の「後始末」(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #受験失敗 #併願パターン

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回のブログで「志望順位が低くても『合格』=『福』をいただいた学校なら進学を考えてもいいのでは。」書きました。また、少し前のブログでは「第一志望校でない学校だったので実は『不満』だという親御さん。6年間お世話になる』と心から思えなければ、学校に対して何かと反抗的な態度になるもの。」とも書きました。それらを踏まえて今回のブログでは、イマドキの豆腐メンタルのお子さんに対して中学受験の「後始末」を間違えると、いつまで経ってもそこから前進できないものだという例をご紹介しましょう。

 

ある日、高校生とその母親が教室にやってきました。「大学受験に向けて個別指導ができないか」という、まあ特段変わったところもない相談でした。ところが、話を聞き終わる頃には「う~ん…」となってしまいました。中学受験で失敗したことが大きく影を落としており、失敗の原因である「受験に対する誤った姿勢」から抜け出せていなかったからです。

 

「巷でも有名な大手進学塾に通い、言われた通りの併願パターンで中学受験したのにまさかの『全落ち』あわてて塾に相談して、まだ入試日程が残っていた学校を受けざるを得なかった。」生徒数に対して明らかにスタッフや講師の数が少ない塾だと、第一志望校に対して設定する併願パターンは、お子さんの個性に関係なく、ほぼ同じになります。偏差値表を見て、第一志望校より下にある複数の学校を組み合わせているというのがほとんど。親御自体が「偏差値ファースト」だと、お子さんの性格や気持ちを汲むことなしに、そのパターンのまま受験することになります。この辺り、塾も親御も「同罪」と言えます。

 

第一志望に合格した場合はいいのですが、そうでなかったときは厄介です。第一志望の不合格を引きずって「偏差値が低いはず」の後受けもことごとく失敗する例も。また、偏差値だけで選んでいるため、受かった学校が第一志望校と明らかに校風が違うことも多く、第一志望校への思いが強ければ強いほど、「仕方なく」通うことになった学校に馴染めない、いや自ら馴染もうという気持ちになれない事態になります。

 

今回の高校生も同じで、受験前にはまったく考えもしなかった学校に通うことになったのですが、先生や同級生とも積極的に交わろうとはしなかったそう。「元々おとなしい性格だった」と言いますが、口には出さずとも「第一志望校に比べてレベルが低い(と思い込んでいる)」ことが主原因であることはまず間違いないでしょう。不合格だったもののそれなりに第一志望校に合わせて勉強していたので、入学当初は特に努力しなくても成績上位だったとか。しかし、そのことが却ってこのお子さんにとって更なる「不幸」を呼ぶことに…この続きは次回に。では、また。

 

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