さあ、次はどこに「丸投げ」?(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #丸投げ #予習

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2020/06/04 さあ、次はどこに「丸投げ」?(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #丸投げ #予習

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。まだ完全な形ではありませんが、小学校でも授業がぼちぼち始まった頃でしょうか。新聞やニュースでは、子どもたちや保護者が学校再開を喜ぶ一方で、学習面における不安の声も聞こえてきます。「学校の勉強についていけるかどうかわからず高校受験が不安」気持ちはわからないでもないですが、ほぼ皆が同条件とも言えるのでこれからの勉強を頑張るしかないですね。

 

他に「休校時の単元から授業再開だと思っていたのに、休校中の課題の続きから授業が始まった。学校で習っていなくても家庭学習で終わったことになるの?」という声もあるようです。まったく振り返りをしないことはないでしょうが、さっと終わってしまうものと考えて対応を考えるべきでしょうね。休校中の課題が多く「家庭に丸投げ」という批判もありましたが、答えを丸写しなんてお子さんも多かったのではないですか?

 

厳しいことを申し上げますが、そんなお子さんでは仮に学校で授業があったとしても結果がほとんど変わらないことでしょう。言っちゃあなんですが、ほとんど教科書そのままの課題ではないですか?完璧とまではいかなくても、教科書を読むだけでもある程度は解き進められる内容だと思うのですが…それとも教科書を読むだけの読解力もないというのでしょうか。いわゆる「予習」がまったくできないということですね。だったら、学校だろうが家庭だろうが、どこに「丸投げ」しても同じことじゃありませんかね。子どもに家で勉強させることもできないで「家庭に丸投げ」と言う前に、親御自身が「学校に丸投げ」であることを自覚するべきでしょう。

 

「予習」今やほとんど死語?しかし、中学受験の世界でも「まずはテキストを予習すること」が常識だった時代が確かに存在していました。尤も、その頃の中学受験はまだまだ「大衆化」しておらず、都会の小学校でも少数派だった頃のお話。首都圏で中学受験志望者が鎬を削るテスト会があり、そのための教材として予習型のテキストが作られました。自分でそのテキストを勉強(予習)し、テストで好成績を取ることで希望の「志望校コース」生となり、高確率でその志望校に合格するというシステム。すると、そのテキストを教えるための「提携塾」ができるという流れに。「予習」が首都圏中学受験の主流であった時代が長く続きました。

 

その後、その流れを破るべく「予習は不要。まっさらなアタマで塾の授業を受けてください。そこですべて教えます。」という塾が台頭。週単位の復習テストで達成度を測るという「復習型」です。中学受験の大衆化が始まった頃で、それまでの「予習型」についていけない層を中心に受け入れられていきました。今では当たり前ですが、同じ塾で授業もテストも面倒を見ることで生徒管理もしやすいという塾側のメリットもあったかもしれません。

 

で、さらに中学受験の大衆化が進んだ今、その「復習型」にすらもついていけない層が増えてきています。「この塾にいれば志望校に入れてくれるだろう」という残念な親御が増殖中。学校でもなく家庭でもなく「塾に丸投げ」…「子どもが宿題がわからないって泣いてるのよ。かわいそうじゃないの。子どもが機嫌良く解けるものだけにしてちょうだい。あ、だけど志望校にはきちんと入れるわよね。それがアンタたちの仕事でしょ!」大手塾のセンセ―方、ご苦労様です。同業なのにまるで他人事だって?ええ、その通り。他人事ですから。では、また。

 

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