何事もなかったかのように(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #他者の視線 #親子の会話

有限会社灘教育研究所

078-940-4170

〒651-1132 神戸市北区南五葉1丁目2-31 SHKビル2F

営業時間/14:00~21:00 定休日/日曜・祝日

何事もなかったかのように(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #他者の視線 #親子の会話

スタッフブログ

2020/06/05 何事もなかったかのように(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #他者の視線 #親子の会話

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。いよいよ学校も分散登校から開始し、来週からは通常授業へ移行する予定。やっとですね。しかしそのとたんに「暑さ」が。休校期間中ゆっくりとしたのはいいけれど、外出できなかったのは仕方ないにしても、そりゃ落ちますよ「体力」。登下校はマスクを外してもいいですよ、という学校もあります。熱中症にもなりやすいこの季節、学校の先生も気を遣って生徒たちの様子を見ているようです。休校期間が明けてみると、花壇には子どもたちを迎えるかのようにパンジーやホテイアオイなどの花が「何事もなかったかのように」綺麗な花を咲かせています。お手入れをしてくださった方、ありがとうございます。

 

さて、無類のラーメン好きの私。この前久しぶりにお気に入りのラーメン屋に行った時のことです。私(当塾教室長)は二人で来店して、ソーシャルデイスタンスということで間隔を空けて座席に座りました。テーブル席は皆そのようで、いつもの「いらっしゃいませ!」の連呼もなく淡々と?注文。考えてみればいつも「いらっしゃい!」「有難うございます!」などは人が声を出していたのですよね。テレビの効果音の「笑い」「驚嘆」の音のように。多分店のマニュアルで、いえコンサルタントかな、「こうすれば売り上げが伸びますよ」と。声出しを止めたらお客に好評だった店もあるそうで、コンサルタントも案外アテにならないですね。

 

私たちの向かいのテーブルには親子連れの姿。男の子は小学生の高学年かなと思った矢先。その子が隣に座っていたママに「ねーねーねー」とほっぺにキス!そのお母さんとおぼしき人は「ハイハイ、なあに?」とアタマをなでなで。一回ならまだしも事ある毎にベッタリ。向かいの席の父親らしき人はビールを飲みながら微笑んでいるだけ。チョット興味があるので観察してみました。

 

どうやらもうその場に飽きてしまっていたようで、男の子はテーブルの上の総菜を「手で」つまんで口に入れてみたり、座席に寝っ転がってみたり、奇声を上げてみたり、立ち上がってみたり。極めつけはママの胸に顔を埋める。注目はそのお母さん。「みっともないから止めなさい」どころか、愛情たっぷりと言わんばかりにギュッと抱きしめたりするなど満更でもない様子。まるで「私はこんなに子どもから好かれる優しい良い母親なのよ」とアピールするかのように。

 

でもこの風景、当塾でもたまにお見掛けします。恥ずかしさなんてないようですね。ここはアンタたちの家じゃないんだけど。他人もいるのだという「他者の視線」なんて気にしない?そりゃそうだよね、電車の中で化粧はする、物も食べて当たり前。「だって駅構内で売っているんだもの」「時間がないんだもの」「今食べたくて買ったんだもの」「何が悪いの?誰にも迷惑かけてないよ」いろいろご意見はありますでしょうが、専門医に言わせるとこういう行為も「脳の異常」から来るのだそうです。だとしたら、立派な?「病気」ということですよね。

 

このコロナ騒動で日本の社会全体の構造が明らかになったようです。日本経済は「モノづくり」中心の「輸出大国」で…いつのお話しですか?経済というのは世界単位で刻一刻と変わりつつあるのです。日本経済は「消費」によって良くも悪くも大きく経済を回して来たことは間違いないようです。その中で大きく消費マインドを引っ張ってきたのが「子ども」です。

 

子どもをアテにしての様々な分野での「売らんかな」戦略。子どもは外で騒ぐものなのですが、それに対して眉をしかめようものなら「不寛容だ」「ママだって大変なのに」「ママだって息抜きして、ランチくらいいいじゃない」ふむ、どっちも正しいのですがね。儲かったモン勝ち!儲けさせてくれた方が正しい!のでしょう。このコロナ騒動で「休日は家族で外出」「何か楽しいイベントをアテにして楽しむ」「イベントには食べ歩きで各地のグルメを堪能、おいしかったらSNSで!」という、これまで当たり前と思っていた構図には変化があるかもしれません。これこそ「新しい生活様式」かも。

 

私は当塾の塾生とその親御さんたちには「お家での親子の会話にご注意下さい」と申し上げています。普段の会話が、食べ物やゲームのことばかりではお子さんの思考形式がそれで固まってしまいますよ。「外」に視点を向けてください、今どんなことがニュースなどで話題になっているか。親御さんがいつまでもお子さんのレベルに合わせていては、お子さんはいつまで経っても精神的に成長しません。「親の背を見て子は育つ」これ抜きにしてやれ難関中学だ、やれ塾の○○コースだ…なんてナンセンス。学校再開の際には学校の花壇にどうぞ目を。「何事もなかったかのように」美しい花々が迎えてくれてマス。さて、アナタはどうですか?では、また。

 

■■□―――――――――――――――――――□■■

灘中学受験アカデミア

【電話番号】
078-940-4170

【住所】
〒651-1132
神戸市北区南五葉1丁目2-31 SHKビル2F

【営業時間】
14:00~21:00

【定休日】
日曜・祝日

■■□―――――――――――――――――――□■■

TOP