校歌の思い出よ、永遠なれ!(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #校歌

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2020/02/29 校歌の思い出よ、永遠なれ!(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #校歌

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回は校歌について話しましたが、もう少し続けてみたいと思います。

 

校「歌」ですから作詞者・作曲家が勿論いらっしゃいます。関西に神戸出身の竹中郁という詩人がいます。『四季』と言う中原中也が書いていた詩の同人誌にも参加していて、中原中也が亡くなった時の「中原中也・追悼号」にも詩を二編寄せています。私(当塾教室長)はその『四季・中原中也追悼号』の復刻版を持っていて、それを古本屋で手にした時のうれしさを今でもはっきり覚えています。さて、その竹中郁、なんと神戸市立の小中の校歌をたくさん書いています。私はその前に「四季」の同人としての「モダニズム詩人としての竹中郁」を知っていたので正直「意外」だったのです。私の解釈では、竹中郁の詩は絵画で言えば「抽象画的」。でも、校歌の詩の内容は「モダニズム詩人」と言うよりは明るく色彩感にあふれ、子どもたちへの愛情が感じられる「印象派的」な詩だったからです。

 

そして、塾生が持ってきてくれた或る校歌のCD。「甲陽学院のうた」その校歌の作詞者こそ竹中郁だったのです。「現代詩人文庫」等の詩集で知っているだけだった詩人が、甲陽学院の校歌を作詞しているなんて!でも、前回ご紹介した「須磨学園中高」の校歌は「阿久悠」作詞「都倉俊一」作曲。この方々も時代を風靡した「詩人たち」です。「歌は世につれ、世は歌につれ」ではありませんが、「校歌」も時代とともに「変化」していくものなのでしょう。

 

他に目を移せば「南こうせつ」さんも大分県の明豊高校の校歌を作詞作曲しています。こちらは高校野球の強豪校で、この校歌は甲子園でも流れたので、ご存知の方もいらっしゃることでしょう。もっとびっくりなのが、私が人目をはばからず、塾生の前であろうが、親御さんの前であろうが「大好きだ」と言ってのけ、時には歌ってのける(?)オフコースの「小田和正」さんが、ある高校の校歌を作詞作曲していること!!その校歌を聞いてみると…

 

(≧∇≦)キャー、まんま小田さん!まんまオフコース!南こうせつさんも、オフコースも「その歌を聞くとその頃の自分たちや時代が流れてくる」正に時代を風靡。阿久悠さんたちをはじめとしての「校歌たち」には、「かくあるべき」といった学校・生徒像ではなく、「一緒に時代を仲間とともに創っていこう、今を大切に、仲間を大切に、あなた自身を大切に!」と言うメッセージが込められているようです。

 

今年、合格して新しい学校の校歌を覚え、謳うのでしょう。さあ、どんな校歌だか、そしてその歌とともにどんな学校生活を送るのか。私に「竹中郁って誰?」と言いながら目の前で、大声で「甲陽学院のうた」をうたってくれた卒塾生は、同級生の結婚式でも参列した仲間と大声でこの校歌を歌ったよ、と笑いながら話してくれました。大空に…♪大空に…♪校歌よ、歩き出す子どもたちのそばに、永遠に!では、また。

 

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