【2020年入試】国語の傾向と対策~灘中編①~ #中学入試 #国語 #灘中

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2020/02/23 【2020年入試】国語の傾向と対策~灘中編①~ #中学入試 #国語 #灘中

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。気がつけばもう2月も下旬。昨日は2月22日。誰ですか?にゃんにゃんにゃんの日!でしょ、なんていうのは。でもそうですよね。そして関西の私立中入試から早や一か月。次のステップへみんなが歩き出しています。当塾でも灘中・神大附属中等をはじめとして、いくつかの中学校の今年の「入試問題」の解説会を催しています。そんなこと大手進学塾では当たり前のこと。しかも算数。でもスイマセン。当塾はチガウンデス!あなた達とはチガウンデス!今年出されたばっかりの入試問題?算数の解答・解説なら塾のホームページですぐに見れるでしょ?だからチガウンデス!当塾は国語の解説をスルンデス。

 

「国語の入試問題はその学校から受験生へのメッセージである」ということは以前、このブログでもお話ししました。その観点から、当塾の入試説明会では入試国語の解説をします。どんな作家のどんな作品が今年の入試に採択されたのか、その作品の作家のこと、来年以降の受験生の親御さん、興味がおありでしょう。説明会ではその「エッセンス」を実際の問題からお話を差し上げるのですが、今回は少しだけ「学校別入試国語の傾向と対策」と題してお伝えしていきましょう。

 

まずは、灘中の二日目の問題から。「物語文」は安田夏菜著『むこう岸』より出題されました。え?安田夏菜?誰、それ?知らないな、と言うそこの親御さんたち、ちょっとお伺いします。「あなた、この頃どんな本を読みましたか?また、どんな雑誌を買いましたか?」え?その週刊誌ですか!え?そのオマケ付きのファッション雑誌ですか、まあ、それもいいでしょうが、当塾では小6の塾生の希望者に『文藝春秋』を貸し出しています。今月号は何と芥川賞受賞作が全文掲載、またノーベル賞を受賞された本庶佑氏の論も載っていてなかなか読みごたえがあります。

 

そんな本、小学生に読めないでしょ…なんて誰が決めたのですかネ。本物にとにかく触れること。本物を見せること。これは文学・評論にも言えることではないでしょうか。おっと、少し話が逸れました。安田夏菜さんは、小峰書店発行の『日本児童文学』と言う機関紙の中でよく執筆されています。ついでに言うと親和中学・高校のご出身です。さて、この受験に使われた『むこう岸』という作品、なかなかハードです。だって、主人公の「ぼく」は有名私立中学を成績不振で退学して公立中学校に転校。その転校先での出来事から本文が始まっているのですから。

 

これ、かなり皮肉のこもったメッセージではないでしょうか。「当塾より灘中算数満点者が出ました」なんていう謳い文句はよく聞きますが、この灘中国語科からのメッセージに満足に答えられる大手塾、果たしてどれだけあるのでしょうか?首都圏で国語指導をしていた私(当塾教室長)には、関西の大手塾は「算数さえ鍛えればあとはどうにでもなる」と言わんばかりの指導が中心の様な気がします。「まともな読解の指導をしてるの?」これは言い過ぎでしょうか。この続きは次回に。では、また。

 

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