「心」を継ぐ子どもたちへ（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #入試激励 #卒塾生

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。阪神間の私立中統一入試日まで「あと5日」当塾でも直前講習真っ最中です。過去問演習で見つかった弱点補強など、最終調整に余念なし。しょーもない計算ミスや漢字の書き間違いをして「あちゃ～」という顔をしている受験生に優しくも鋭いツッコミを入れていると、卒塾生が最後の入試激励にと教室を訪ねてくれました。「修学旅行で九州に行ったので、受験生のために太宰府天満宮で買った合格祈願のお守りと鉛筆を持ってきました。」

今までにも何度かブログに登場した卒塾生で、現在は関西学院中の3年生。これまでも学年で10位台半ばと聞いていましたが、最近のテストでは何と7位！男子では2番とのこと。当たり前のように高校内容にも入っているこの時期で、更に順位を上げるのは学力がいよいよ「本物」になったということでしょう。受験生の前でも「この塾の先生の言うことを聞いていれば間違いないから」と…小学生の頃には、ともすると気弱なところが顔を覗かせるところもあったのに、今では本当に立派な関学生に。当塾教室長などは「阪急今津線で見かける関学生は本当に『小生意気』だと思ったけれど、今のアンタも正にそんな感じだわ。」と褒めてるのか貶してるのかよくわからない感想を述べていましたが、もちろんとても嬉しそうにしていました。こういう卒塾生がいることこそ「塾を真っ当にやってきた証」なんだなぁ、としみじみと思います。

かつて大手塾にいた頃、冬期講習の折に「激励会」という催しがあり、そのプログラムの一つとして「卒塾生に受験生に向けてのアドバイスをしてもらう」というものがありました。そのこと自体は別に悪くはないと思うのですが、中には「呼ばれたから来ただけ」と言わんばかりの態度を取る卒塾生もいました。教室スタッフが進行役になって様々な質問を卒塾生に投げかけ、卒塾生がそれに応えて受験生へのアドバイスを送るという形なのですが、回答をお互いに押し付け合い、見るに堪えないクニャクニャとした態度で、進行役が再度発言を促しても「まあ、頑張ってください。」と言っておしまい。話もそこそこに教室を出ていったかと思えば、廊下で友達と大騒ぎ。見ていた受験生も「なんやねん、あれ。」と白けていました。こんなんならやらん方がマシちゃうか？と思ったものでした。

それを知っているだけに、卒塾生が心を込めて応援しにやってきてくれることは本当に嬉しいことなのです。親和中のSコースに進んだ中学2年生の女の子もお母様とともに教室までお越しになって、受験生に熱く語っていただきました。「進度が速くて部活との両立が大変なの」と言いつつも、学校生活がとっても楽しいんだなという様子が手に取るように伝わってきました。先の関学生とこの親和生に共通することは「行きたいと思った学校にしっかり努力して入学した」こと。なので、「塾の先生を信じて、行きたい学校に入って、その学校で頑張ればきっといいことがあるよ。」という気持ちが自然と生まれてくるのだと思います。今年の受験生、意気に感じて全力でやり切ってくれよ。そして、卒塾生として来年以降の受験生にこの「心」を継いでいってもらいたいと願います。では、また。

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