【学校情報2020入試】親和中（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #学校情報 #2020年入試 #親和中

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回のブログでお見えになられた晴子先生ですが、暑さでちょっとお疲れ（暑いのが苦手で、夏にはよく団扇を両手に持ってパタパタ仰いでらしたとか。）のご様子。そこで、今回は親和中の2020年入試について、今年との変更点を中心にお話していきましょう。

１、募集定員

240名→約210名（総合進学150名、Sコース60名）。高校で新たに「国際コース」を30名募集することになったため、総合進学コースを30名減らす。ただし、合格ラインは大きく変わらないと考えているとのこと。

２、後期Ⅰ入試の総合進学コースの判定方法

試験科目は国語、算数の2科目（100点満点）で変わりなはいが、総合進学コースに限り「得点の高い方×1.5＋得点の低い方×0.5」として判定。例えば、国語は得意だが算数がかなり苦手というお子さんなんかは有利になりますね。

３、「多様性特別選抜入試」を実施

①「英語入試」の変更。英語を選択科目としていた方式を「英語1教科入試」として独立させる。入試問題の難易度も再検討した上で、前期Ⅰと同日実施。英語の試験の他に、通知表のコピーを提出。

②「プレゼンテーション入試」を実施。約60秒のプレゼンテーション（60点）＋通知表（小6の1・2学期国算理社について、各3点×4教科×2学期分×10＝240点）＝300点満点で判定。英検等の各種資格・検定試験、各種大会、コンクール、コンテストの受賞歴があれば加点対象となる。（例：英検2級60点、準2級40点、3級20点）総合進学コースのみ若干名募集だが、合格基準を超えていれば人数制限はない。前期Ⅰと同日実施。2020年度の課題は「私の得意なこと」「私の長所」「私の夢」のうちのどれかを選択。事前に6年1学期の成績申告と「模擬プレゼンテーション入試」への参加が必須。そこで認められた者だけに受験資格が与えられる。また、合格したら必ず入学することを受験の条件とする。

③「帰国子女特別入試」を本校以外に上海とバンコクで実施。作文（100点）と面接。

４、前期Ⅱ（適性検査型入試）の外部会場の試験開始時刻を20分繰り下げ。これに伴い、遅刻対応は廃止する。

５、前期Ⅰの休憩時間を短縮し、昼食不要の時間割とする。

中学募集定員の減少理由となった高校の「国際コース」ですが、「語学力を高め、国際感覚を磨き、グローバルに活躍できる女性を育成する」としており、国際・外国語系の大学や海外の大学を目指すものとされています。国際社会で活躍できる英語力を養成するため、英語圏の高校を中心に中長期留学（3カ月・6カ月・1年）を原則全員必修とする等の特色を持ちます。中学からの生徒も高校進学時に「国際コース」へ進学することができます。

「随分と入試が変わるんやて？ウチがいた頃に、親和への入学希望者が多くなり過ぎて入学試験やらなアカンようになったこと思い出したわぁ。」

あ、これは晴子先生早いお帰りで。

「時代がこんだけ変わるんやから、入試も変わるんはまぁわからんでもない。そやけど、少子化時代になって生徒集めが苦しゅうなった大学が、『多様性』をお題目にAO入試とかいうのやってどないなったか覚えてるか？贅沢さえ言わなんだら猫も杓子も大学入れるようなって、大学生の学力レベルがどうなった？上から見てても歯痒うて、歯痒うて。日本の教育どないなってもうたんやってな。大学入試改革って言い出したんもそこら辺が原因やろ。まさかと思うけど、大学だけでは飽き足らんで今度は中学入試でそんなアホなこと繰り返そうとしてるんちゃうやろな？」

晴子先生、相変わらず手厳しい…この指摘、アナタはどう思われますか。では、また。