中学受験でAO入試ってどうなの?(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #AO入試 #アラカルト入試

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2019/06/30 中学受験でAO入試ってどうなの?(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #AO入試 #アラカルト入試

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。中学入試と言えば、かつては算国理社4科目の、兵庫県下の私立中では算国理3科目の学科試験が課され、その合計点で競うのが主流でした。もちろん、今でも上位校ではその形式ですが、それ以外の学校では少子化の波に飲み込まれぬよう、生徒募集のために様々な入試形式を実施するようになりました。例を挙げると次のようになります。

 

1、アラカルト入試

① 算国理社または算国理のどちらでも受験できる。

② ①に加えて、さらに算国社でも受験できる。

③ ①②で算国理社受験者は「算国理社」「算国理」「算国社」で最も有利なもので判定する。

2、英語入試

① 英語を選択科目の1つとする。

② 英語1科目だけで判定する。英語での面接やプレゼンを実施することも。

③ 学科試験の代わりに、英検等の取得資格を点数に換算して判定する。

3、AO入試

① 一般入試とは別枠で、事前エントリーした受験生を審査、AO入試の受験資格を与える。

② 学科試験の代わりに、作文や面接、プレゼンを課す。

 

大学入試でも従来の学科試験だけでなく、突出して秀でた才能を評価するという「多様性」を求めるようになりました。中学入試でもこのような流れが入ってきた…と言えば聞こえはいいのですが、どうもそうではないようです。どちらかと言えば、かつての中堅以下の私大が行っていたAO入試に近いのではないかという危惧がそこにはあります。通常の学科試験ではとても合格できない生徒でも、何らかの形で合格を出し強引に入学させる。その結果、当面の利益を確保した引き換えに、学生の学力レベル低下を招いたのです。中学レベルの数学ができないなんてのはザラで、補講で漢字ドリルをやるなんていうトンデモ大学生もいる始末。

 

中学入試でも、生徒募集に苦戦していた学校がアラカルト入試やAO入試を実施して募集が回復する例があります。そして、必ずと言っていいほどその裏には大手塾の影がちらつきます。昨年までホームページの実績にすら載せていなかったのに、今年は「〇〇中〇〇名」と上の方に載せられている。合格の見込みが立て易くなった入試を利用して、滑り止めとして活用したい塾と少しでも受験生を増やしたい学校との思惑が一致したのでしょう。おそらく「進路指導」と称して、その学校を受験することを塾生に「営業」したのでしょう。この中で、本当に第一志望として受験したのはどれくらいなんでしょうか?

 

大学の例を待つまでもなく、このやり方が入学生の学力レベル低下につながることは否定できません。難関国立大の推薦入試では明確な基準があり、それを満たさない限りたとえ定員を満たさなくとも合格を出しません。そうでなければ真の「多様性」は担保できないのです。入試の「多様化」が単なる生徒募集の道具に過ぎないのだとしたら…「大手塾で言われたから」と安易に受験校を決めるのではなく、自分の目で見て、自分の頭で考えてほしいと思います。では、また。

 

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