入試応援狂騒曲①（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #入試応援 #中学受験 #中学受験ブログ

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。入試応援のことを書いてきましたが、学校によっては応援場所が手狭なところもあり、開門と同時に熾烈な「塾対抗場所取り合戦」が繰り広げられることもあります。境界付近では油断するといつの間にか「侵略」されることもあるため、なるべく大柄、屈強、強面のスタッフを配して「防衛ライン」を守ります。あわよくば逆に「侵攻」するくらいのつもりで。

なぜそれほど過熱するかといえば、塾生をきちんと激励するのは勿論のこと、保護者へのアピールという意味があるからです。塾生の保護者に「イマイチだなぁ」と思われたらすぐにマイナスイメージが拡散されます。弟妹や新入塾生の募集にも影響しかねません。多くの塾では、自塾生以外の親子にも元気よく挨拶するよう指示しています。イメージ戦略であることはわかりますよね。塾生募集に大きく影響する有力校の場合、なるべく多くの人員で応援する傾向にあります。子どもから見れば「今まで見たこともない先生」に応援されても…と戸惑いすら感じることも少なくないようですが。

私（当塾代表）が知る各校の入試応援の風景をお話ししましょう。ただし、やや古い話も含みますので現在とは異なるところもあります。前もってお断りしておきます。

灘中の場合、塾が応援するような広い場所がありません。灘に近い教室や近くに借りた場所にまず集合させてミニ演習や決起集会を行った後、皆でまとまって学校に向かいます。そして、テニスコートと体育館の横で塾講師と保護者によって「花道」が作られます。塾生は塾講師一人ひとりと握手し、最後のアドバイスを受け、保護者の拍手の中を校門へと進んでいきます。大手各塾はお互いにかぶらないように時間調整してこの「儀式」を行います。各塾がライバル塾の受験生数を必死に数える姿も見られます。ですが「儀式」をしない塾の受験生も多くいるので、毎年校門前は大混雑でした。最近は学校側の「塾卒業生の応援や来年以降受験予定の下見などは遠慮してほしい」という要請により改善したようですが。

今回はここまでにしておきましょう。続きは次回に。では、また。