入試応援もつらいよ①（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #入試応援 #中学受験 #中学受験ブログ

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。私（当塾代表）が大手の中学受験塾に属していた時、１日の勤務時間は13時30分～21時30分が基本でした。一般の会社員とは４～５時間ズレがあります。まず本部に出勤して教材作成やら会議やらをこなしてから、曜日毎に異なる教室に出向いて講師として授業をするというのが与えられた職務でした。

通常は教室スタッフが担当する塾生との面談も、灘クラスや甲陽クラスは本部の特定部署の担当だったため、その部署所属の私は担任や副担任として休日返上で面談したものです。どうしても日時が合わないご家庭があるんですよね。もちろん時間外労働です。他に灘クラスの選抜テストの合否連絡なんてのもあり、これも結構手間がかかるんですよ。営業色の濃い話をしなければいけませんしね。私は家が商売をしていたのでまあ無難にこなしましたけど。

さて、中学受験塾の業界でこの時期の大きな仕事といえば入試応援です。件の大手塾では「受験生の集合時刻の２時間前に集合」というルールがあり、甲陽学院中は午前８時過ぎ受験生集合なので午前６時に行かなければならず、午前５時前には起床でした。これは一般の方で言えば「午前２時に集合」というのと同じです。前日も授業はありますよ。小６だけじゃありませんからね。わかっていてもやっぱりキツイです。

この後、灘クラスも兼任する人間は甲陽から灘に車で移動です。その頃は灘の近くに場所を借りて灘クラスの子を全員集め、ちょっとした計算などをしてから、保護者と一緒に列を作って一人ひとりと握手をして送り出していました。灘の見送りが終わるとようやく一息つくことができます。熱いお茶で冷えた体を温めて、いったん本部に戻ります。

本部に戻れば休憩かというとそうもいきません。灘と甲陽は１日目の問題を販売しており、入手した問題を担当者みんなで解いて突き合わせ、正解を作るという作業があります。甲陽の理科なんて「ええ加減にせえよ」というような問題もありますからね。（特に○川先生の化学）寝不足の脳ミソに鞭打って、こうなりゃ意地でも解いてやるという感じでしたね。この解答、１日目が終わった受験生に見せて自己採点させるために作るのです。自己採点を基に面談をし２日目に向かわせるのです。そして、２日目にまた早朝から入試応援です。

「入試応援もつらいよ」次回も続けたいと思います。では、また。