数字で見る2018灘中入試（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #灘中 #中学受験 #中学受験ブログ

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。１月８日午後３時時点で、灘中志願者数が731名となっています。１月７日消印有効なので、あともう少し増えるかもしれませんが、ほぼ前年度（735名）と同じであると考えていいでしょう。どうやら、今年も首都圏等からの遠征受験が多いものと思われます。今回は、灘から出ている各種の資料から、2018年の灘中入試について読み取れることを書いていきます。

2018年の志願者は735名で欠席者は８名でした。この欠席数は例年の半分程度と少ないものでした。よって、志願者数がほぼ受験者数とみても差し支えないものとして、以下の話を進めます。

志願者数　近畿377　その他358（東京・神奈川・埼玉・千葉194　愛知46　中四国41　九州45　その他国内30　海外2）

合格者数　近畿142　その他110（東京・神奈川・埼玉・千葉69　愛知16　中四国5　九州9　その他国内9　海外1）

辞退者数　83（兵庫1　東京・神奈川・埼玉・千葉64　愛知4　中四国2　九州5　その他国内7）

兵庫の辞退１名というのも驚きですが、どうやら神大附属に流れたとの噂です。近畿以外からの遠征受験でも、愛知以西では灘に入学する生徒も結構います。首都圏は地元の有力校も多いのでほとんどが辞退していますね。特に埼玉・千葉は11名全員が辞退しています。大雑把に言えば、首都圏以東の合格者はほぼ入学しないものとみなして合格者数を決めている感じですね。

この時点で、252－83＝169名の入学者ということになりますが、中１の在籍者は185名となっています。少なくとも16名は追加合格が出たことになります。例えば、合格者数では「神戸市22　芦屋市5　西宮市24　尼崎市5」となっていますが、地域別在籍者数では「神戸市30　芦屋市10　西宮市26　尼崎市6」といずれも増えています。（ただし、入学に合わせて遠隔地から転居した可能性もあるので、すべてが追加合格とは限らないので念のため。）追加合格を計算に入れると、真の実質倍率は2.7倍程度になります。それでも、不合格者が合格者よりも多いことに変わりはありませんが。

学校としては、本来は定員を大きく超える合格者は出したくないところだと思います。それが遠方の塾の実績作りのためだとしたら尚更でしょう。とは言え、受験したいというのなら断るわけにもいきませんしね。灘もいろいろ言われることもありますが、関西からの受験生を「阻止」するべく「東京問題」を出題するような学校よりは、ちょっとばかし懐が深いのかもしれません。はてさて、今年はどんな受験模様となりますことやら。では、また。

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