読解力がないのは子どもだけ？（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #中学受験ブログ #読解力

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。さて、各中学校も出願期間に入り、志願者数等のデータが各所で速報されています。受験生の親御さんも一喜一憂して見ているのでしょうが、受けると決めたのなら志願者の多少はもう関係ないでしょう。当たり前ですが、受かるヤツは受かるし落ちるヤツは落ちるんです。以前も言いましたが「やるだけのことはやった。あとは全力で入試に向かうだけ。」ある意味「落ちる覚悟」がきちんとできた受験生が受かります。「ウチの子が受けるのだから、今年だけ倍率が下がればいいのに。」なんて虫がいいことばっかり考えているようでは、例え倍率がちょっとばかし下がったところでやっぱり落ちてしまうものです。親御がそんな不安を持っていると、隠しているようでお子さんに全部伝わってしまいますから。ここまできたら、最後まで堂々とした姿を（見た目だけでも）見せてやってください。

さて、とある学校の説明会でのこと。「出願書類についての説明は以上ですが、保護者の皆様に注意していただきたいことがあります。出願書類の不備で受付ができないケースが増えています。記入漏れ、必要書類の不足、返信用封筒への切手貼り忘れ等々…これ以上不備が多くなると当方の作業にも支障がでかねない状況です。出願の手引きをご熟読いただいて、不備のないようご協力お願いいたします。」

そんな大事な書類、何回も確認して送るんじゃないの？と私（当塾代表）は思っていたのですが、いろいろと聞いてみると親御が説明をきちんと読んでいないケースが多いそうです。学校が親御に連絡すると「説明は読んだ」と言うのだけれど、話をするうちにほとんど内容を理解していないことがよくあるとのこと。字面だけ追って、書類は「こんなもんでしょう」と適当に記入しているみたいなのです。それって読解力がないということですよね。それじゃあ、お子さんの読解力が…なんて言う資格ないじゃないですか。酷いのになると「説明がわかりにくい方が悪い。そちらで直せばいいじゃないか。」と逆ギレするのもいるそう。こんな輩、子育てだって期待できないでしょ。その時点でその子は不合格にしてやればいいと思うのですが、言い過ぎでしょうかね？

どれだけ塾で注意しても、受験票を忘れてくる受験生がいます。そして、「受験票を忘れても受験できるから、家に取りに帰らずに学校にその旨を言いなさい。取りに帰ると、間に合うかどうかと余計な不安を受験生に与えることになりますから。」と親子ともども伝えていたのに、親が慌てて家に取りに帰ってしまうことも。他人の話を聞くことってそんなに難しいのでしょうか。私は「読解力とは他人の話を理解する力でもある」と思っています。繰り返しますが、読解力がない親がどのツラさげてお子さんに「読解力をつけろ」と言えるのでしょうか？出願書類くらい親の責任で完璧に揃えましょうよ。では、また。