【関西入試情報2019】神大附属中等・適性検査会場変更（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #中学受験ブログ #神大附属

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。来春1月22日に実施される、神戸大学附属中等教育学校（以下ＫＵ）の一般適性検査会場が、次の通り本校校地から変更されることが発表されました。

検査会場　神戸常盤アリーナ（兵庫県立文化体育館）神戸市長田区蓮池町1-1

最寄り駅　神戸高速・山陽電鉄　西代駅（北出口東口徒歩1分）

（本校校地では検査は実施しません）

毎年志願者が1000名を超え、受検者数も800名以上となるＫＵの適性検査。最寄り駅の阪急御影駅、学校までのアクセス、学校周辺のいずれも容量が小さく、それだけの数の受験生と付き添いの保護者をさばくにはあまりにきつい状況が続いていました。塾関係者の応援自粛の要請、面接の取り止め等できるだけの対策を実施し、何とかやりくりしてきた感じでした。学校側もそれは重々承知しており、外部会場を検討していたようで、ようやく今回の決定に至りました。

ただし、外部会場となると今まで以上に近隣住民や隣接の小学校への配慮が必要になるとのことで、今回も受検生と保護者以外は西代駅や会場に近づいたり入ったりしないよう学校が要請しています。保護者に対しても、小学校の登校の迷惑とならないよう8時30分までは会場周辺に立ち寄らないこと、待ち合わせ場所となっている公園へは15時以降に来ること等詳細な諸注意がなされています。また、ＨＰにてあらかじめ座席表や解散のおよその時刻も掲載しているので、検査当日までできる限り多く確認するよう呼び掛けています。検査の安全かつ円滑な実施のため、かなり気を遣っていることがわかります。

今回の志願者は1013名ということで、Ｈ30で増えた分が元に戻ったという印象です。

志願者数　Ｈ28　1091名　Ｈ29　1025名　Ｈ30　1092名　Ｈ31　1013名

受検者数　Ｈ28　879名　Ｈ29　834名　Ｈ30　875名

合格者数　Ｈ28　161名　Ｈ29　167名　Ｈ30　126名

入学者数　Ｈ28　79名　Ｈ29　90名　Ｈ30　79名

（入学者数は、帰国生および附属小からの連絡生は除く。）

志願者数だけで言えばＨ29の数字が参考になるかと思いますが、Ｈ29は歩留まり（合格者に対する入学者の割合）が高くなり、ＫＵも少しボーダーが甘かったとしていたので、Ｈ29ほどの合格者は出さないものと考えられます。その点では、Ｈ30の数字がより参考になるでしょう。これまで何回も触れてきましたが、男子は六甲～関学上位レベル、女子は神戸女学院～甲南女子最上位レベルがボーダーと推測されます。もちろん、これらの学校のレベルであってもＫＵ特有の思考力・記述力に弱点があっては難しくなります。小学校からの内申点も考えなくてはいけません。授業料が安いのに見栄が張れるというだけの理由で「ＫＵ以外なら公立でいい」と言うには、あまりにもハイレベルな「入試」であることは理解してもらいたいものです。では、また。