「面倒見が良い」学校に行った子の末路④(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #中高一貫校

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2018/12/14 「面倒見が良い」学校に行った子の末路④(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #中高一貫校

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回、学校が「企業」化してしまうことで先生と生徒の関係が歪んでしまう、と書きました。その辺から再開します。

 

私立校の良さの一つに、先生が長い間勤務していることが挙げられます。卒業してかなり経ってから母校を訪ねたとき、公立校では大概恩師は転勤していますが、私立校では変わらずお会いできることが多いもので、昔話にも花が咲きます。親子二代で同じ先生に教わることも珍しくありませんし、子が入学したときの校長が親の恩師だったということも。ところが、生徒の成績でクビが飛ぶような学校では、とても「我が師の恩」など感じられる人間関係ではなくなります。

 

先生からすれば成績不振の生徒は憎むべき存在ですし、生徒からすれば成績にうるさい先生は自己保身の塊としか映らないでしょう。学年途中で先生が退職することが日常茶飯事となり、生徒も保護者もそれを異常だとは感じない。いくら学校行事を重ねても愛校心など芽生えません。「面倒見が良い」とされている高校の卒業式後と思しき集団と、偶然電車に乗り合わせたことがあります。その集団から聞こえてきたのは学校や先生に対する恨み言でした。「俺は〇〇大に行きたいって言ったのに、やたら難関大を受けろと言ってきた。それを断ったら急に冷たくなりやがった。」「まだいいじゃん。俺なんか成績が悪かったから相手にもされなかったし。あいつら(学校の先生のことか?)できるヤツしか生徒だと思ってねえんだよ。」

 

その一方で学校側にも言い分が。「今どきの子どもは自分から勉強なんてしませんからね。親も親で、自分の子に学習習慣もつけられないクセに、我が子は難関大へ進学できると思い込んでいますしね。だったら、有無を言わさずやらせるしかないでしょう。全部お膳立てしてあげないと何にもできないクセして、『こんなにやらされるのは苦痛だ』なんて言われてもね。そんなの、やらない生徒の言い訳ですよ。最近でこそ進学校として認められるようになりましたが、初期の頃はそりゃもう大変でしたよ。できない生徒は『できるヤツしか面倒見ない』なんて言いますが、できるヤツはできるヤツで『俺たちがいなきゃ実績出ねぇだろ』とそれはもう高慢チキな態度で…今思い出しても腹立たしいし、なんだかなぁですよ。」

 

生徒も先生も、なぜこんなにストレスをためなければならないのでしょうか?やはり、最初の「定義」が間違っているからなのでしょう。「面倒見が良い」ことが最善であるという考え方が。2020年教育改革ではありませんが、学校選びの「ものさし」にも多様性があってもよいのではないでしょうか。では、また。

 

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