○ー1グランプリ騒動と受験勉強(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #灘中入試

有限会社灘教育研究所

078-940-4170

〒651-1132 神戸市北区南五葉1丁目2-31 SHKビル2F

営業時間/14:00~21:00 定休日/日曜・祝日

○ー1グランプリ騒動と受験勉強(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #灘中入試

スタッフブログ

2018/12/07 ○ー1グランプリ騒動と受験勉強(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #灘中入試

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。○ー1グランプリとかで暴言騒ぎだなんだと随分炎上しているようですね。その中身について云々するつもりはありませんが、「優勝を目指して1年間努力してきたのになんで評価してくれないんだ」という気持ちが昂じて、「敵」認定した相手を攻撃、騒ぎを起こしたということのようです。こういうメンタル、受験の世界にもよく見られるなぁと感じます。

 

以前のブログでも触れましたが、灘中入試を同じメンバーでもう一度やれば合格者が1/3は入れ替わるだろうと言われています。ボーダー付近はそれくらい接戦だということです。合格最低点前後での合格者と不合格者にはほとんど学力差はないどころか、もしかすると逆転だって起きていた可能性もあります。ということであれば、合否は「学力差」ではなく「当日の調子の良し悪し」で決まったと言えるのです。そういうことを考えると、確かに合格と不合格の間にはどうにも埋まらない大きな差があるとは思いますが、「合格さえすれば官軍、不合格者は賊軍」的なものの見方があまりにも過ぎるのではないかと感じます。もちろん、灘中のみならず他校でも言えることでしょうが、上位校ほどその傾向が強いようです。

 

これは「合格」に過剰な夢を見ていることから起こることではないでしょうか。灘中合格→東大合格→→エリート人生まっしぐら、とでもいうような夢を信じて疑わないのでしょう。ついでに親の老後も安泰だとも。甘いわ!灘に入ってしまうと周りのレベルがどんなに上がるかくらいわからんかなぁ?それなのに今までと同じ成績を望むんやろ?そのことが、子どもにどれだけプレッシャーを与えるかくらい理解しようや。

 

そこのところがわからん親御は、受験勉強においてもバカなことをするもの。男女の双子がいたある母親は、男子を溺愛するあまり、女子を犠牲にしてでも男子を持ち上げようとしたという例があります。大事なクラス分けテストでわざと男子の受験時間を遅らせて、先に女子が受けたテストを男子に見せた上で、男子にテストを受けさせるというようなことをしたのです。確かにいったんは男子のクラスは上がりましたが、そのクラスでまったく授業についていけず、次のテストでは塾に警戒されて正規に受けさせられ、あっさり元のクラスに後戻りとなりました。その時の母親の言い草が笑わせます。「上のクラスに上がったのにどうして成績が上がらないのか。これは明らかに塾の責任だ!」アホちゃうか?「学力が上がる→クラスが上がる」のはずが、この母親は「上のクラスに入る→学力が上がる」と考えていたのでしょうね。これを四字熟語で「本末転倒」と言います。

 

○ー1グランプリで優勝にこだわるのはその後の人生が大きく変わるからと言われています。ところが、今回騒ぎを起こした1人は優勝したのにそれほどでもないことに鬱憤が溜まっていたと言います。勝手に過剰な夢を見ているクセに、その通りにならないからとすべてを他人の責任にする。勝手に「努力」が報われないと感じてしまっているのでしょう。そんな考えでは「報われない『努力』」が増えるのは当たり前でしょう。受験勉強を「報われない『努力』」にしてしまうのかどうかも考え方次第。本当に頑張った人ほど「落ちる覚悟」をしっかり持って受験し、合格を勝ち取ります。「ウチの子が落ちるはずないじゃないの」と現実逃避する方が落ちやすいようです。アナタはどちらでしょうか。では、また。

 

■■□―――――――――――――――――――□■■

灘中学受験アカデミア

【電話番号】
078-940-4170

【住所】
〒651-1132
神戸市北区南五葉1丁目2-31 SHKビル2F

【営業時間】
14:00~21:00

【定休日】
日曜・祝日

■■□―――――――――――――――――――□■■

TOP