中島らもが見た灘④(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #灘校

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2018/10/05 中島らもが見た灘④(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #灘校

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。現在の灘校は中高共に頭髪も服装も自由ですが、私(当塾代表)の頃は「標準服」(制服と同じものだが強制ではない)というものがあり、入学式は全員「標準服」に「カーキ色の帽子」で臨んだものです。翌日にはもう「入学記念品」となるのですが、中には卒業までずっと着続ける生徒もいました。一方、その頃の甲陽学院中はまだ丸刈りを継続しており、甲陽レベルの学力があってもそれを嫌って受験しない子も少なからずいました。灘が「中高一体」という考え方が強いのに対し、甲陽は「中学生はまだまだ子供だからしっかり躾けて、高校生になったら大人扱い」という学校で、それは今でも受け継がれています。丸刈り廃止が遅かったのもそのせいではないでしょうか。一括りに「灘・甲陽」といわれることが多い両校ですが、校風の違いは明らかです。「灘が届きそうにないから甲陽にした」はずなのにあっさり落ちてしまう。偏差値表だけで判断するとそういうことも起きてしまうのです。

 

高2でまったく勉強をしなくなったというらも氏がこんなことを書いています。「あの落ちこぼれていく感じというのは一種言いようのないもので、最初は1、2時間授業をさぼったぐらいの、ほんの微々たるズレなのである。それが何か雪ダルマ式にズレが大きくなっていって、しまいには教師の言っていることがまったくわからなくなってくる。教室の後ろで当てられないことだけを祈って息を殺しているうちはまだよくて、しまいには恥をかくのがいやだから、授業をまるごとスッポかすようになる。」この感覚はもちろん今でも通用するでしょう。「灘にさえ受かれば」「甲陽にさえ受かれば」いえいえ、そこから別世界への一歩がスタートです。なんせ周りはデキルやつばかり。天才的な頭脳のやつもゴロゴロしています。

 

また塾へ行って先取り学習をすればいいじゃん、なんていう「中学受験時の成功体験」ももはや当てにはなりません。授業を聞いたその場で、自分が理解できることとそうでないことを瞬時に見分けて頭の中に畳み込んでいく、といった感覚が必要になってきます。この感覚は、単元の先取りをしたからといって身に着くものではありません。中学受験の学習姿勢から進化しなければならないのです。自分を高めるための方法を自分で見つけて勉強していく姿勢が必要なのです。これを中学時点でやらねばならないのですから、「単元の先取り」ではなく「人生の先取り」と言ってもよいのではないでしょうか。こればっかりは学校が教えてくれるものではなく、進学校という環境を利して自ら獲得するものなのです。「灘に行ったのだから東大確定」「甲陽だったら京大くらい行けるわよね」などという親御には、それがどれだけ無知で愚かなことか、お子さんを深い闇に追い込む前に反省してもらいたいと思います。

 

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