中島らもが見た灘①（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #中学受験ブログ #灘校

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回は灘が全国屈指の進学校になっていくまでをお話ししました。今回はすこし趣向を変えて、私（当塾教室長）が実は大好きである作家の中島らもについて、何回かお話ししましょう。灘の話から何故いきなり中島らもかって？中島らもは灘中高出身、当塾代表のかなり上の先輩になります。

私が中島らものことを初めて知ったのはＮＨＫのとある番組。大きなソフト帽をかぶり、ギターを抱えて若者に囲まれている「変なおっさん」でした。ただ、この変なおっさん、なかなか粋なことを言うのです。偉そうではなく、でもやんわりと諭すような、でも若者には媚びない。だんだんファンになっていき、或る日友人に「ねえねえ、中島らもって知ってる？」と聞くと、「はあ？へー、でも興味あるんだ。」そんなこんなしてるうちに、友人に「あなた、中島らもの本、知らないの？」と言われ、何冊か著書を貸してくれたのです。それが「頭の中がカユイんだ」という本。同時にその子に誘われるままに、らもの劇団「リリパット・アーミー」の公演を何回か見に行きました。リリパット、ここにはらもさんの「ある思い」がありますがそれはまたいづれ。

私はそれまでも「劇団四季」などの舞台や「大相撲」などが大好きで何回も見に行きました。けれど、「リリパット・アーミー」の舞台を見て「何じゃこりゃ？」でも、実はフランス文学も勉強していた私は、そこに或る「反体制」のにおいを嗅ぎつけました。それもそのはず、中島らもが高校生の時は、いわゆる学生運動の嵐が吹き荒れていました。灘校でも例外ではなく、この時「制服廃止運動」「丸刈り廃止運動」が繰り広げられたといいます。「自由」をまずここから、というわけですね。話を戻すと、この「反体制」に美術活動のシュールレアリスムの匂いを感じました。え？じゃこの時、らもさんも学校でこんな運動に参加していたのかって？

この続きはまた次回にするとして、中島らもと同級生だったのが灘の現校長です。生徒のタイプとしては正反対だったのではないかと思うのですが、この校長が何かの対談で中島らもについて話をすることもあったようです。正直あまり交わったことないんじゃないのという感じなんですがね。では、また。

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