中学受験夏休み終了・大手進学塾の本音⑦（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #中学受験ブログ #２学期

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。どこの小学校でも夏休みも終了。さあ新学期！と思いきや、関西地方を襲った台風。この前も台風20号が上陸したのにまた21号。大阪でも神戸でも大きな被害が出ているようですが、皆さんの周りはいかがでしたか。被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。

昨日は「停電」が怖くてこのブログを更新できず。中学受験の天王山（２学期以降も何度か使われるような気はしますが）である「夏休み」も終わりましたね。塾での各種テストも結果が出てくるころ。結果が「悪い」からといって、また反対に「良かった」からといって「親御さんこんなことをしないでください」ということを、「夏休み」シリーズの最後にお話しさせていただきます。繰り返しの話も出てきますが、勉強と同じで何事も復習することが大切なのです。

親御さんが納得できる「よい点数」「よい偏差値」「よい合格判定」を求めて、「他塾の模擬試験」をやたらに受けたりしないこと。ずっと、少し専門的な「偏差値」のことをお話ししていましたが、ハッキリ言って「テストジゴロ」のようなことは、まったくもって「無駄」なのです。本当に気休めでしかない。模試を受けた後は、結果に関係なく「どこを間違えているのか」「伸びしろはあるのか」「志望校そのものに無理はないのか」などと論理的にかつ冷静に分析しましょう。

塾の先生に相談してもよいのですが、関西の塾は「もう無理ですね、志望校を変えましょうか。」とはあまり言いませんね。関東の塾では、この時期に来て合格の見込みがないと塾側が判断したり、塾のクラスを落とされたことの不満を親御さんがぶつけたりすると「スパっと」切り捨てるところもあります。そして、そのようなご家庭は他塾の「○○志望校特訓」などの講座に入り直すのです。大抵は「無試験」同然で入れてくれます。塾そのものを変えてしまう倍もあるようですね。志望校の名前の付いた「特訓講座」です。入れただけで嬉しくなってしましますね。でも、合格を「保証」されたわけではもちろんありません。正規の「特訓生」（成績基準を満たした生徒）でも合格率は半々あるかないかなのに、お情けで入った「特訓生」など…です。「テストジゴロ」もですが、「塾ジゴロ」もあまりいい結果にならないことが大半です。

同じ塾に通い続ける場合でも、塾のクラスにあまりにも「固執」すると、本来の「合格」からどんどん遠くなってしまいます。また「上のクラスに残留できた」からと言って浮き足立ったりしないように。間違っても「いっそのこと、志望校のランクをもう一つ上げよう。」などと親御さんから言わないように。２学期以降での逆転なんかいくらでもあり得ます。入試当日まで合格の行方は誰にもわからないことをお忘れなく。

２学期からが中学入試のもう一つ（いや二つ、三つはあるかな？）「大きなヤマ」です。小学校の学校行事が増えて時間が取られ、夏休みに比べて学習量も当然減ります。塾のテストも、志望校に応じてその難度を調節してきます。その時になって「今回のテストで偏差値が下がった」などと動揺しないように。あくまでも「テストはテストでしかない」ということを親御さんたち、しっかり自覚してください。え？当塾ですか？そのような親御さん、お子さんは、端から当塾には「向いていません」と申しておきましょう。「夏休み」シリーズはこれまで。では、また。