高学年からの中学受験は可能か?③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #中学受験勉強いつから

有限会社灘教育研究所

078-940-4170

〒651-1132 神戸市北区南五葉1丁目2-31 SHKビル2F

営業時間/14:00~21:00 定休日/日曜・祝日

高学年からの中学受験は可能か?③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #中学受験勉強いつから

スタッフブログ

2018/08/06 高学年からの中学受験は可能か?③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #中学受験勉強いつから

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。中学受験向けブログを書き始めてから結構な回数になってきました。今の中学受験シーンに思うことを徒然なるままに書き下してきました。今回の「高学年からの中学受験は可能か?」は、「できる?できない?小6からの中学受験」にいくつか反応をいただいたことから、その続編として書いてみました。興味がある、これから触れてほしいテーマがありましたらお知らせいただけると幸いです。では、始めましょう。

 

中堅以上の中学入試では「四則演算の総合力を試す」問題が出ますから、1つ1つの基本事項が大丈夫かしっかりチェックすることがポイント。「小学校でやっているから」と言ってもアテにならない場合も多々あります。「途中式を書く」という一種の「技術」は思ったほど簡単には身につきません。計算が合うまで粘り強く何度もやり直して自分のミスのパターンを知ること。計算1問を合わせるのに30分以上かかることだって珍しくありません。「途中式を書く」というのは、自分の頭の中を整理し、他人にもわかるように「数字という言語」を使って説明するという意味において、「数学」の入り口でもあるわけです。

 

中学に進めば「数学」を勉強します。中学入試で問うているのは、その学校で授業を受ける上で「これぐらいはできるよね」という前提事項なのです。例えば、灘中、甲陽学院中、六甲学院中、神大附属中等などでは、式や考え方を書かせる解答用紙が見られます。こういった学校では生徒に途中式や考え方を板書させる授業があるはずです。「答だけ合えばそれでいいんでしょ」という生徒がこういった学校に入学しても、すぐについていけなくなるのは明らかなので入試で落としてしまうのです。むしろ、その子のためにも落とすべきなのです。

 

では、「途中式を書かせない」入試をする学校はどうなのか。授業でも「答だけ」でいいのかと言うとそれは違います。こういった学校は入学してから「書く力を育てる」のです。「算数」の基礎力がどの程度備わっているか、を問うているのです。求めるレベルは学校によりますが、過去問演習で「どうせ答だけだから途中式なんてどうでもいいや」という変なクセをつけてしまうと、どの学校に行ってもいずれ「数学」が行き詰まることになります。理系・文系に関わらず、中学段階で「数学」が詰んでしまうと、大抵は「深海魚」(どん底まで成績が下がり、二度と浮上しない)状態に陥ります。その学校に入った意味さえ見失ってしまいます。それが、受験勉強で身に着けてしまった悪癖が原因であるならなおさらです。悪いことは言いません。高学年からでも構わないので今すぐにでも「途中式を書く」ことを始めましょう。よほどの天才でない限り、それなしにうまくいくことはあり得ません。「鵜の真似をする烏」になって溺れることのないように。では、また。

 

■■□―――――――――――――――――――□■■

灘中学受験アカデミア

【電話番号】
078-940-4170

【住所】
〒651-1132
神戸市北区南五葉1丁目2-31 SHKビル2F

【営業時間】
14:00~21:00

【定休日】
日曜・祝日

■■□―――――――――――――――――――□■■

TOP