【Academia流】学習塾の傾向と対策に関する一考察③

神戸市北区の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。

前回までは塾の分類とその実態について記してきました。どの子にもピッタリマッチする塾など存在しません。お子さんの個性や希望を把握した上で、親御さんが何を基準に塾を選ぶのかで、受験の成否が大きく左右されます。中学受験では親にかかるウェイトはやはり大きいです。

１．個人塾

〈メリット〉塾の指導理念と親の望む方向が一致するなら、子どもを後押しするベクトルが足し算になるので子どもの信頼度も高い。その分、指導効果も上がる。

〈デメリット〉先生の数が少ない（一人ということも多い）ので、良くも悪くも先生次第。先生と反りが合わなければ何もうまくいかない。

２．大手塾

〈メリット〉スケールメリットはやはりある。集団の中でカリキュラムに沿って動けるのであれば、同じ結果を出すにしても、個人塾よりはコスパは良い。

〈デメリット〉個性の強い子供の指導は苦手。難関校に合格した子は「英雄」扱いだが、不合格だった子は表面的に慰めはしても結局「敗者」扱い。

３．ＦＣ塾

〈メリット〉とにかく見た目の１コマ単価は安い。それに尽きる。

〈デメリット〉ブラック上等！と言わんばかりに、先生のやる気を搾取できればコスパ最高。でも大抵はコスト相応が関の山。

私たちは、移転前の教室でおよそ15年前から「個別指導」を謳ってきました。その時点で集団指導の限界が見えてきていたからです。最近の教育改革でやたら「協調性」が叫ばれるのは、最近の人間関係（大人も子供も）で最も欠けているのが「協調性」だからでしょう。人数を減らした小学校でさえ学級崩壊が増えてきているのに、塾だけが従来の集団指導でうまくいくはずがないのです。それができるのは、せいぜい難関校クラスのごく一部の子供たちだけ。それも長期間塾通いした子に限られるのではないでしょうか。

ところが、前回述べた通り、教育とは無関係の輩が偽物の「個別指導」を始めたことにより「個別指導」の概念は一変してしまいました。本来、より丁寧に細かく指導するのだから「集団授業」より手間がかかり、「家庭教師」並みの指導料でもおかしくなかったはずの「個別指導」。各駅停車の電車のように、キャスター付きのイスに座った先生が居並ぶ生徒の横を通り過ぎてゆく…一人当たりの本当の指導時間はいったい何分なの？こんな「個別指導」と一緒にされたのではたまらない、という怒りにも似た思いがずっと頭を駆け巡っていました。

灘中学受験Academiaでは、そういう偽物の「個別指導」ではないことを表すため「少人数指導」と言い換えることにしました。ホームページの文言には「個別指導」という文字が残っていますが、もちろん本当の意味での「個別指導」＝生徒の個性を理解したうえでの指導スタイルであることは言うまでもありません。

灘中学受験Academiaは個人塾です。

灘中学受験Academiaは進学塾です。

灘中学受験Academiaは少人数指導（本当の意味での「個別指導」）です。

灘中学受験Academiaは中学受験・中高一貫校進学指導専門塾です。

灘中学受験Academiaは代表も教室長も中学受験指導が最も得意です。

灘中学受験Academiaは…

あとは直接お感じくださればと思います。そのためのイベントも計画中です。

例　保護者様のための中学入試（算数、国語、理科、社会）講座＝実際に保護者の皆様に中学入試問題にチャレンジしていただき、その解説や傾向についてお話しするもの。解くときには学校名はお教えしません。偏差値だけでは見えてこないものがそこにはあります。難関校・有名校取り混ぜて、入試の雰囲気を味わっていただくという企画です。

どうでしょうか？決まり次第告知しますので、ご興味があればぜひご参加ください。