鬼の目にも涙（神戸市北区の塾・灘中学受験Academia）

神戸市北区の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾　灘中学受験Academiaです。

四谷大塚主催の「全国統一小学生テスト」を神戸市北区のこの地で実施しました。今回はこのときの様子や感じたことを記したいと思います。

少し緊張した面持ちの受験生。「がんばってね」と塾の玄関先でそっと背中を押す保護者の方も緊張した様子でした。緊張を和らげようとテスト前に、こんな話題をふりました。「このテストを受けるきっかけは何かな。自分で受けたいといった人は？」

いやー、元気な子供たち。でるわでるわ本音が…「お父さんに言われたから来た！」「友達が前に受けてたから自分も受けに来たんだよ！」などなど、本当にかわいいものです。次に、このテストがスタートするまでに事前指導を行いました。小３以上はマークシートのぬり方、受験票を見ながらの登録表の書き方、小１・小２は解答用紙への書き方などです。学校のテストとはちょっと勝手がちがうので、緊張しながらも興味アリといった様子でした。塾名が長くて漢字で書くと難しかったようですが、そこはご容赦くださいね。

ここでも子供たちの個性的な様子を垣間見ることができます。「できたー。」「ちょっと待ってー。」「ここは漢字で書いてもいいんですか？」テストでさぞかし緊張しまっくているんじゃないか、といったご心配は杞憂だったようです。でも、テスト終了後、迎えにいらした保護者のすがたを見たときは、さすがにホッとしたようですね。お疲れ様。答案はしっかりチェックしてから、採点本部へ送付しましたのでご安心ください。成績表を楽しみ？にお待ちください。

さて、今、受付スペースにお祝いの「花」が置かれています。胡蝶蘭の鉢植えと大ぶりのフラワーアレンジメントです。この「花」の話を今日はさせてください。移転前の教室の教え子と、お子様を預けていただいた保護者様から頂戴したものです。この保護者様とは何気ない話でよく塾の受付で盛り上がりました。とても気さくな方で、道でたまたまお会いしたときでも「せんせーい。」と手を振ってくださいました。いよいよ（移転前の）教室最後の日というときも、わざわざ塾にお顔を出してくださり、話しているうちに不覚にも私（教室長）の目から涙が…これぞ「鬼の目にも涙」。

「卒塾生一同」という札と、メッセージ「多くの生徒さんたちを合格させて笑顔にしてあげてください」これは或る一人の卒塾生の計らいでした。私たちの塾の「想い」を体現したような卒塾生です。大学4年の就職活動の際、「とことん自分の就きたい職種を選ぼう。いい加減な妥協はしない。」と見事希望の職種に就職をきめ、今はそこで一社会人として職務に励んでいるとのこと。塾が移転すると聞いて「先生、移転先に花をおくります。」てっきり、彼の名前で届くかと思いきや「卒塾生一同」の文字が…お礼の連絡をしたら「間違いなく他の卒塾生も同じ気持ちだと思いますよ。みんな、怒られたり、ほめられたり、いろいろお世話になったことは忘れていないと思いますよ。」添えられたメッセージを開き、読んだとたん…またもや「鬼の目にも涙」。

卒塾後にひょっこり現れ、請われるままに消防士の試験対策をしてあげた卒塾生もいました。就活のエントリーシートの書き方がどうも…と相談に来た卒塾生も。卒塾したみんながそれぞれの場所で、それぞれの「花」を咲かせていますように。あ、またまた鬼の目に…