【Academia流】学校紹介～神大附属中等教育学校④～ #神大附属 #KU

神戸市北区の中学受験・中高一貫校進学指導専門塾、灘中学受験Academiaです。

今回は【Academia流】学校紹介、神大附属中等教育学校の４回目です。

KUの校章にある３つの星は神戸大の精神「真摯　自由　協同」を表現しており、KUの校訓は「自治　協同　創造」です。 KUでは、グローバルエクセレンス育成を目指す神戸大と連携した中高一貫教育で「グローバルキャリア人の育成」を目指しています。クラブ活動も盛んで、特にコーラス部は全国大会でも優秀な成績を収めています。これらから、「自由にのびのび　生徒の主体性を重んじる教育」とイメージされた方、「学習面」のことをお忘れなく。

前回触れたように、厳しい適性検査で合格して入学した生徒は各小学校の精鋭揃いですが、その子たちでも「自由にのびのび」だけしていると、学校の授業についていくのに大苦戦することになります。特に数学は顕著で、中２に入るころからグッと進度が上がり中２の終わりには中学校の内容を終了します。これは難関私立中学と同じ進度です。KUが「理系」の学校であると自負していることも関係しているようです。

２学期制（春学期、秋学期）のそれぞれで実施される中間・期末考査でも、出題形式は正に適性検査型。数学の解答用紙にはどれだけ大きな「空欄」があることか…これを埋めろというのか…自分の考え方を筋道立ててきちんと説明できるか、数学だけでなく各教科のどのテストでも、毎回毎回否応なく試されるのです。また、それらの教科とは別に「グローバルキャリア人育成」のための授業があります。

どうやら学校としては、先に述べた神戸大の精神やKUの校訓がどちらも実践できて当たり前、普段の学習もきちんとできて当たり前ということのようです。入学時点で、そういうことがまず当たり前にできていることを求めているようです。入学してからそんなことを育てているようでは「グローバルキャリア人」になんてなれないよ、ということでしょうか。「グローバルキャリア人」になるのも本当に厳しい道のりのようですね。

なお、来年度からは適性検査の出題を少し見直すらしいという情報もあります。そのことについては、直接神戸市北区の中学受験・中高一貫校進学指導専門塾、灘中学受験Academiaまで。【Academia流】学校紹介、神大附属中等教育学校編はこれにて。