【Academia流】中学受験合格への道程①

神戸市北区の中学受験・中高一貫校進学指導専門塾、灘中学受験Academiaです。

我が灘中学受験Academia流の、中学受験における学習風景をお伝えしたいと思います。

その前に…

①中学受験の経験がない親御さんの場合

「ウチの子は小学校ではトップクラスだから、受ければ合格するはずだ。」

「塾にお金をかけなくても、家で自分が教えれば大丈夫よ。」

②やや（かなり？）古めの学校情報をお持ちの親御さんの場合

「え、××中学？あんなところ、中学から行く価値ないんじゃない？」

「大学附属校だったら、公立から大学入試で入った方が安上がりよ。」

③地方のトップ公立高校出身の親御さんの場合

「私立なんて公立のすべり止めでしょ？ほぼ全員合格じゃないの？」

「私立なんだから、入りたい子は全員受け入れるはずでしょ。」

④都市部のトップ公立高校出身の親御さんの場合

「ウチはトップの公立高校に行かせるから、お金をかけずに国公立大よ。親孝行だわ。」

「１番手の公立高なら国公立大、２番手・３番手でも上位の私大くらい行けるはずよね。」

これらはすべて間違いです。１つでも当てはまるのであれば、その考えはポイッと断捨離してください。

そうでないと、阪神間や首都圏の中学受験を理解することができません。ダメな理由を挙げていきます。

①ゆとり教育以後は、小学校の学習だけではとても中学受験には歯が立たなくなっています。

内容はもちろん、小学校での達成度が極めて低いのです。極端な話、できていなくてもフォローはありません。

担任の考え方に左右され、正解のプリントを渡すだけというのも珍しくないのです。

これでは基礎学力もままならず、受験どころではないのも頷けます。

②①の内容にも関わりますが、経済界では新卒者の学力低下が顕著であると警告しています。

これに対処するため、2020年の大学入試改革を筆頭に様々な教育改革が進められています。

私立校は国公立校と違い、選ばれなくなったらおしまいなので必死でその改革に取り組んでいます。

共学化やコース新設、カリキュラム再編…本当に頑張っておられる学校が少なくありません。

そのことも知らずに、昔のイメージだけで学校を語るのは本当に失礼なことですし、

自分が求める教育をしてくれている学校をむざむざ見落としてしまうことにもなります。

偏差値や大学合格実績の数字だけで語るのはそろそろやめませんか。

その数字の中に絶対に我が子が入る、という保証はどこにもありません。

あと、同じ学校でも大学受験で入るのが非常に難しくなっています。簡単に入れると思わないほうが賢明でしょう。

③都市部と地方の違いは謙虚に受け入れてください。商圏の小さな地方に有力な私立が多いはずがありません。

地方のトップ公立が上位生に向けて行う指導は、都市部ではトップ私立が担っているのです。

④これが一番たちが悪いです。ほとんどの場合、そうであってほしいという希望的観測に基づく考え方だからです。

根本にあるのは「とにかく金をかけずに結果だけ最高を望む」姿勢です。

「私立に行かせてるの？お金があっていいわね。ウチもお金があれば同じことができるけど、

ウチの子は優秀だから公立から国公立大に行けるわ。親孝行よね。」

その通りになった試しはまず聞いたことがありません。国公立大はおろか有名私立大も全滅で１、２年浪人の上、

聞いたことないような大学、下手すると専門学校という例も…安物買いの銭失い…

最もやってはいけないパターンです。

長くなりすぎました。続きはまた次回。