「冷静な論理的思考」あなたはできる?(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #論理的思考 #映像授業

有限会社灘教育研究所

078-940-4170

〒651-1132 神戸市北区南五葉1丁目2-31 SHKビル2F

営業時間/14:00~21:00 定休日/日曜・祝日

「冷静な論理的思考」あなたはできる?(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #論理的思考 #映像授業

スタッフブログ

2021/08/25 「冷静な論理的思考」あなたはできる?(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #論理的思考 #映像授業

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回、「夏期講習の終了時に親御さんが気をつけていただきたいこと」について触れました。その中で「疑問点があれば塾に質問を」と書きましたが、今まで見てきた経験で言うと、なかなか実のある話し合いにならないのが実情です。それには主に2つの要因が考えられます。

 

1つ目は、親御さんが「省みる姿勢」を見せないこと。「志望校を貫き通したい」だけならまだわかります。「その志望校に受かりたいなら、現状これこれが足りていませんから、これこれしてください。」と、塾としては当たり前のアドバイスをしただけなのに、なぜか親御自身が批判された、侮辱されたと言わんばかりに逆上するケースが多いように思います。どうして、これほどまでに感情的になってしまうのでしょうか?

 

何かの本に「自信のない人間ほど、他人を見下すことで自分のプライドを守る傾向が強い。」とありました。心のどこかに「塾ごときに…」というのがあるのでしょうね。「金払ってんだから、塾は成績上げるのが仕事だろう。」と言いたいのでしょうが、「自分は本気で勉強したことがないんだ!」と大声で叫んでいるようなもの。人生のすべての物差しが「金」。こういう人達は、我が子の受験においても「偏差値」という物差ししか持てないのです。単純な物差しでしか物事を理解できないのです。断言しておきますが、今般の大学入試改革の目的の1つは、そういう人達を「排除」することです。

 

2つ目は、大手塾側の身勝手な論理に隠れているものです。先のブログで「言うことを聞かないダメ生徒(不良品)は他塾へ寄越す」と書きましたが、実を言うと最近は減ってきています。これには「ネットでの映像授業」が影響しています。その塾のエース級を集めて授業を撮影し、ネットを通じて塾生に配信する「映像授業」。以前は衛星で受信するとか、ビデオテープ(古っ!)やDVDに録画するとか、なにかとコストがかかったものですが、今は随分と敷居が低くなり「猫も杓子も」状態ですね。中学受験塾でも本当に増えました。余談ですが、私(当塾代表)も、今や超売れっ子の「今でしょ」のH先生や、TOEIC満点で有名なY先生と同じスタジオで、中学受験向けの映像授業を何年か担当したことがあります。

 

このままでは引き留めきれないとなると「それでは、とりあえず『映像授業』だけでもお受けになったらどうですか?」と勧誘します。親御さんが躊躇っていると「せっかくここまでウチで勉強したのだから、『映像授業』でもウチの方がいいですよ。」「『映像授業』でもやっていないと、もう一度ウチに戻ることができなくなりますよ。」などと言葉巧みに。これだと通塾しなくても籍だけ残すことができ、上手くいけば合格実績に入れることもできますから、ただやめられるよりはよほどマシなのです。仮に落ちたって「責任」なんてありませんから。気が付けば「まあ『映像授業』だけならいいか」なんてことになっていますよ。何のための話し合いだったのか、もはや論点がズレまくっていますよね。

 

新規塾生獲得のために1人でも合格実績が多く欲しいという大手塾に、大手塾にさえいれば合格できるだろうと「夢」見る親御。ある意味、利害が一致していますよね。塾はあの手この手で「夢」が醒めないように策を弄しますし、親御だってずっとその「夢」を見続けていたい。でも、入試が近づけば嫌でも「現実」が迫ってきます。親御がいくら「認めない」と足掻いてみても。親御さんの「冷静な論理的思考」がここでも試されます。あなたにはそれができる自信がありますか?では、また。

 

■■□―――――――――――――――――――□■■

灘中学受験アカデミア

【電話番号】
078-940-4170

【住所】
〒651-1132
神戸市北区南五葉1丁目2-31 SHKビル2F

【営業時間】
14:00~21:00

【定休日】
日曜・祝日

■■□―――――――――――――――――――□■■

TOP