アナタ、「煽り受験」してない？（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #お手入れ #煽り

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。三寒四温という言葉がピッタリのこの頃。私（当塾教室長）なんぞは近所の家の梅の木や、桃の木をしっかり楽しませていただいています。そのお庭、見えないところで実に丁寧にお手入れをされています。枯葉を集めて捨てることは勿論、枝の剪定等も。だからこそ、春に生き生きと花も咲くのでしょう、栗や柿も豊かに実りをつけるのでしょう。準備が大切という訳で。準備と言えば、コロナ禍の中でも、卒業に向けた準備は進められています。小学校など「6年生を送る会」など学年ごとの出し物もあるようですが、この頃は流行の曲やダンスなどに合わせて「ありがとう6年生」の思いを込めてのパフォーマンスのようです。面白そうですよ。

さて、当塾代表による「バカ親」シリーズ、かなり反響をいただきました。代表は大手塾での裏話を交えたりして面白おかしく？語っていますが、これ笑えませんよ、マジで。この問題の本当の根っこは「ホントにこんな親、いるの？」と笑っているそこのアナタこそ、実はそうかもしれないということなんです。中学受験は親の受験っていうでしょ？だから二人三脚で頑張るんだと。親って「子どもの幸せ」を願いますよね。自分の人生をしっかりと歩んで「幸せに」まず、名前を付けるときから始まっているはずです。でも…

さあ、振り返ってみましょう。チェックリスト風にしてみました。

①子どものことは何から何まで、知らないと気が済まない。

②子どもが勉強するときはベッタリとそばについている。

③塾のプリントなどはすぐにチエック。わからない問題を完璧にする。

④塾のテストでできなかったところは直ぐに教える。

⑤次のテストの目標を親が決める。志望校も親が薦め、誘導する。

⑥ちょっとのミスも認めない。厳しく詰問する。

⑦一つ目標が達成したら更に新たな目標を定める。常に上を目指させる。

ふう！これって、会社の上司ですか？だって、言わないとやらないから、ほっておくとゲームばかりするから、すぐにつけあがるから。ふう！誤解を恐れずに言わせていただきますと、これって「お前はできないんだから、私の言うことを聞けばいいんだ。言う通りにやれ！」ということでしょうか。大変だね、そんなにピッタリへばりついて。じゃあ、お子さんはさぞかしヤル気満々なのでしょう。

でもこのようになればなるほど、パパ先生やママ先生の力が強くなればなるほど、お子さんのヤル気とは反比例になるようです。お子さんが自分から動かなければダメですから。「そんなことできないわ、ウチの子はのんびり屋で、ぐずで、ボケーッとすぐにするから。待ってられないのよ！」それじゃまるで今問題の「煽り運転」のようではないでしょうか。「オラオラ、モタモタすんじゃねえよ！」でもお子さんの車の走り方はアナタとは違うようですよ。「おお、怖、スイマセン、スイマセン」お子さん、すっかり委縮してしまっています。「いいのよ！だってこうしないと何にもやらないから取り残されるでしょう、すべて中学受験の、いえこの子の将来のためよ！」

お隣の庭のお手入れは「見えないところで」「地味に」されています。黙っていても「時期が来たら豊かな実りがあること」を信じて。中学受験だって同じだと思うのですが、こうも親が「煽り運転」ならぬ「煽り受験」しているのを見るにつけ…いいんでしょうかね？これって。中学受験に関わる全ての親御さん、我が振り見直してみてくださいな。「入試が来たら豊かな実りがあること」を信じる前に、お子さんへの関わりを「見えないところで」「地味に」やっていると言えますか？では、また。